遠くの方から聞こえてくるガビチョウのよく通る声で、慌てて窓を開けたら、外はもうずいぶん明るくなっていた。鳥たちの朝会には遅刻で、オブザーバーとして参加している身としては反省しなくてはならない。いつもの起床時刻よりはまだ時間があったのだけど、今日は院内のワクチン接種当番で”遅刻厳禁”だったので、そのまま起きてしばしにぎやかな会議を傍聴した。
そのあとつけたNHKのニュースでInstagramの”いいね”機能を外すことができるようになる、というのを聴いた。facebookも早晩そのようになるそうだ。”いいね疲れ”という言葉があるそうで、”コロナ疲れ”といい、今の世の中色々疲れることがあれこれ多い。それはさておき、”いいね”、私もその数が気になってどうしたらその数が伸びるだろうかと考えたことがあった。それでも、疲れてしまったのか、facebookもInstagramもTwitterのいずれもいつの間にか更新頻度も間遠になって、いまでは友人のそれらを開くこともほとんどなくなってしまった。
”いいね”とかそういうものは、運営サイドからしてみたらエントリーに対する反応をいい意味で単純に記録するサービスなのだろうが、ユーザーはそれを競争に使う。勝手にやっていたらいいじゃないかと思うが、”数”という一見客観性のあるもので比較できるとなると、それを利用してマウンティングしようとなって人間の虚栄心が刺激される。浅ましいといえば浅ましいのだが、他人との差別化を望む人というのはすごく多い。だが、虚栄心を満たす作業をしているとどうしても疲れてしまう。私のように離れていく人も少なくないはずだ。
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gooブログにいいねボタンがついたのはいつのことか忘れてしまったが、私のブログを読んでくださる方はほぼ固定していいるようで、その数はほぼ横ばいだ。こんなものだと思うと、数の上下に気をもむことはあまりない。テーマによって数に変動があるのはエントリーを書く上での参考になる。アクセス解析も目を通して、アピールチャンスが来たらそそくさとアップする。これはせっかくだから読んでもらおうと願うからだが最近は新規読書の開拓にはあまり役立っていないように思う。それでも、Google analysisにせっせと目を通していたようなことはもうやめた。
私がほぼ毎日読んでいるブロ友さんにいいねボタンを外してしまった人がいる。私の何倍ものアクセス数のある方だが、何が煩わしかったのだろうか、そう達観した心境を教えていただきたい。また、別のブロ友さんは、もう、コアな読者しか相手にしていないと公言していて、うるさい読者はお断り、とまで書いている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/3c/52d59a5fc25a7c94e7b25f2b8a1e4b91.jpg)
いいねボタンはブロ主と読者とをを結ぶ重要な機能であって、決して悪いものではない。ただ、人間の心は表裏一体、いつおかしな虚栄心に取り憑かれてしまうかなどわかったものではない。先にあげたお二人のブロ友さんのように割り切ることはできないだろうが、私なりに穏やかな気持ちで日々ブログを書き連ねていきたい。
また明日お会いしましょう