6月に入り、そろそろ蔵王に鳥見に行く時期になってきた。まずは下見にということで、この日、夜明け前の4時に家を出発して蔵王に向かった。まずは、御釜に行ってみた。駐車場には数台の車があるが、おそらく熊野岳に登っているのだと思う。例年駐車場の周りのタンポポの種を食べにウソが来るので、まずはタンポポの状況を確認した。一面に黄色いタンポポの花が咲く誇っていた。綿毛になるのはまだまだ先のようだ。あと1週間から10日くらいかな。レストラン脇で周囲を見回していると、鳥が低く飛んできて、藪の中に入った。しばらく見ていると、ウソが出てきた。「せっかく来てくれても、タンポポは未だだよ。」と言ってあげた。でも、ウソは食べ始めた。タンポポの綿毛ではない。大きくなったフキノトウの綿毛だった。ウソは、フキノトウの綿毛も食べるんだぁ。一つ勉強になった。
<ウソ>
ウソがいなくなったので、御釜の方に歩いて行った。イワヒバリが出てくれないかと期待したが、イワヒバリどころかビンズイすら姿が見えない。もちろん、カヤクグリも。どうしたことだろう?ビンズイもカヤクグリも抱卵でもしているのかなぁ。次回に期待かな。
<御釜周辺の様子>
ほとんど鳥さんが出ないので、下の刈田岳駐車場の方に下った。ここでも、聞こえるのはウグイスの声くらいで、何も出てくれず。・・・、であれば、気分を変えて高山植物を愛でに行くことに。御田ノ神湿原。ここでは、様々な高山植物に出会うことができる。道路に出ると、近くでカッコウが鳴いていた。とりあえずコンデジで証拠写真を撮った。
<カッコウ>
湿原には、平日という事でそれほどハイカーはいなかったが、それなりには歩いているので、周囲を気にしながら可憐な花々を撮った。
<湿原に咲く花々 池塘、イワカガミ、ツマトリソウ、チングルマ、ハクサンチドリ、ヒナザクラ、ミネズオウ、ワタスゲ>
車に戻ってお昼を食べていると、前方にモズを発見。そして、どうやら巣立ったヒナが1羽いるようで、お父さんが虫を捕まえると、藪の中からヒナが飛び出して、羽を震わせながらエサのおねだりをしていた。
<モズ>
本日は、鳥が予想以上に少なかった。その分、高山植物の花々をたっぷりと愛でることができ、清々して時間となった。
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