Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

武器はクロス(土橋優貴)

2007-10-11 21:08:31 | レディース
浦和サポだと、土橋と言えば2000年のJ2最終戦でVゴールを叩き込んだ土橋正樹元選手(現ハートフルクラブコーチ)を思い出すでしょう。しかし、今回話題にするのは、同じ土橋でも、浦和レディースの土橋優貴選手のことです。土橋優貴は、当時なでしこリーグ2部だった大原学園から今年浦和に移籍した選手です。

1980年生まれの27歳で、若手の多い女子サッカーでは既にベテランです。この土橋優貴を補強した理由は、昨年目についた右SBの弱さが理由です。昨年見た3試合で、全て相手が浦和の右サイドを仕掛けてきて、しかもそれに対応しきれていませんでした。そのため、土橋優貴は、開幕からしばらく右SBで使われていました。

ただ、土橋優貴という選手は、守備力の高さで相手を押さえ込む右SBではありません。むしろ攻撃的なタイプで、サイドを何度も駆け上がり、クロスを配給する右SBです。おそらく、開幕時点でのプランは、土橋優貴の上がりで相手の左サイドを押し込んでしまおうという狙いだったでしょう。

しかし、7月に久しぶりにレディースを見に行ったときは、土橋優貴のポジションは右のMFに変わっていました。レディースは映像が手に入りませんから、アウェー戦でどういう戦いをしたかは想像するしかないのですが、おそらく土橋優貴の裏のスペースを狙われた試合があったのでしょう。

右SBには昨年CBだった森本を入れて、守備重視にしてきました。ただ、右MFに移ったことで、土橋優貴は裏を気にすることなく、思い切って攻撃参加することができていました。ただ、レディースの場合、中央でターゲットになれるほどヘディングの強い選手はいません。土橋優貴のクロスは、一つの武器ですが、なかなか得点に直結はしていません。

土橋優貴に求められるのは、アーリークロスではなく、サイドを深くえぐってからのマイナスのクロスということになるでしょう。基礎体力の高さは光る選手なので、できればアシストのような、目に見える結果が欲しいでしょう。これから、終盤戦に入るなでしこリーグでは、是非彼女に活躍してもらい、打倒日テレを果たして欲しいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする