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よく走った好ゲーム(10/20千葉対浦和)

2007-10-20 23:00:55 | 浦和レッズ
今日の試合を一言で言うと、両者ともよく走った好ゲームだったと思います。プレーの切れる時間も少なく、無駄なパスも少ない、両者が運動量を生かして走り回った試合です。ただ、この試合の勝敗を分けたのは、ゴール前のターゲットの有無です。千葉は、ネネの守る左サイドを突こうとして、右アウトサイドに入った羽生を意欲的に上げてきました。

しかし、それを受けるべき巻の位置が、ゴールから離れたポジションでした。そのため、千葉はクロスは良くても、それがなかなか味方の選手に合わないというシーンが目につきました。それに対し、浦和はワシントンという強力なターゲットがいました。アマル監督になってからの千葉はそれほどは見ていませんが、イビチャ・オシム前監督当時ほど極端にはマンツーマンで来ていません。

そのため、必ずしもワシントンに斎藤、田中達也に水本というマークではなく、マークを入れ替える場面もあるように見えました。この不徹底さが、田中達也やポンテが生きるスペースを与えたように感じました。スペースに流れることができれば、1点目の巧みな個人技、2点目のヘディングと、ワシントンの強さが生きることになりました。

その後もポンテが加点して3-0になって安全圏に逃げたように見えましたが、千葉はレイナウドの投入が効果がありました。個人技のあるドリブラーは、浦和は比較的苦手にしています。特に最終ラインに坪井がおらず、スピードに不安のあるネネのいる左サイドはどうしてもドリブラーには弱いです。

そのため、早々と巻を諦めて青木を投入したアマル監督の采配も正解でした。イビチャ・オシム監督時代の「走る千葉」の威力がじわじわと効いてきて、2点返したあたりは、この試合は浦和の負けもありうるのではと思っていました。山岸のオフサイドでのゴール取り消しは、肝を冷やしました。

ただ、浦和も引いてからのカウンターは決して苦手な形ではありません。田中達也がなかなか決められませんでしたが、動きが落ちてからもカウンターで何度もチャンスを作るあたり、厳しいACLの戦いで得た勝負のノウハウのようなものを感じました。

最後でカウンターで実際に点を取れたことは、相手が攻めてくるであろう、城南一和戦に向けて、良い兆候になったと思います。
コメント (2)
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