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引いて守る浦項(5/3浦和対浦項)

2016-05-04 10:31:26 | 浦和レッズ
昨日は埼玉スタジアムで、ACLグループリーグ最終戦の浦項(韓国)戦を見ていました。こういう、未知のチームが相手のときは、まず相手の出方からチェックするのがいつものパターンです。浦項は埼玉新聞によればメンバーを落としているようで、布陣も前回の対戦とは違う、ベセリノビッチ(8番)を1トップに残した5-4-1でした。

この浦項の出方は、浦和は甲府戦、仙台戦と何度も経験している手です。「またこの手か」と思いますが、浦和の4-1-5の前5人に数的同数を保つ5バックは理にかなったものです。5-4-1を機能させるためには、中盤の4人がボールを引き出したりタイミングを見て上がったりなどの役割が重要になってきますが、浦項は攻撃は浦和のミス待ちで、浦和が変なミスをしない限り怖くない印象でした。

その展開だと、浦和のボール回しのポゼッションサッカーで、どうやって相手の守備をこじ開けるかの勝負になってきます。しかし、この日の浦和は、かなりメンバーを落としている影響か、ボールの回りがいつもより良くありませんでした。ゲームを組み立てる手が、どうしてもボランチの柏木任せになっており、いつものように全員がゲームメーカーになる怖さはありませんでした。

それでも、チャンスはありました。浦項も、浦和の攻撃を止めようと高いラインを引く場面もあったので、その裏を狙ったパスからズラタンが抜け出した決定機がありましたが、これはGKキム・ジンヨンに止められます。前半のうちに点を取っておければ、確実に勝てた試合だったと惜しまれます。

また、この試合は風の影響も受けました。前回とは逆の南風で、相手GKがミスキックを連発したり、梅崎のクロスが合わなかったりと、両チームとも不利な影響が出ました。こういう、5バックで相手が守りを固めるときはサイドチェンジの長いキックで打開を図るのが浦和のパターンですが、それが出しにくかった展開でした。

主審の判定も変でした。浦項の先制点になったPKの場面では、頭を蹴られていた浦項4番を蹴ったのは味方選手でした。それ以外にもファウルを取る基準が一定しておらず、ゲームコントロールのまずさを表した試合になってしまいました。

ズラタンの同点PKで辛くも追いついて引き分けに持ち込んだ浦和ですが、後味の悪さが残った試合後の印象でした。書き足りないことは明日のマニアック分析で書きます。















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