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相手を機能させてしまった(5/14浦和対新潟)

2016-05-14 22:53:33 | 浦和レッズ
今日の新潟戦、0-0の引き分けでした。ボール支配率こそ高く、旗印の前から取りに行くサッカーはしていましたが、この試合の内容は良くなかったと思います。理由は、新潟の方がゲームプラン通りに戦えていたからです。新潟は普段の4バックで入るように見せておいて、実際は右MFの位置にいた小泉が最終ラインに入る、5バックで守りを固めてきました。

5-4-1の機能のさせ方は、2014年ブラジルW杯でのコスタリカ代表が「教材」です。4人の中盤がボールを引き出し、攻撃の際には苦しくても3人を上げてシュートに持ち込むことで守備一辺倒にならないようにしていました。今日の新潟は、クロスボールを頭で合わせたコスタリカとは違って、ドリブルで浦和守備陣に仕掛けることでシュートで終わることを狙ってきました。

新潟の1トップの山崎に対して、浦和は遠藤と槙野の2枚で対応していましたが、山崎は時には遠藤を置き去りにするようなプレーを見せてシュートまで持ち込んでいました。相手が5-4-1なら、一方的にボールを支配しておけば相手が消耗しますが、相手がシュートまで行けたことで休む時間を与えてしまいました。

これに対し、浦和も売り物のアウトサイドを使った攻撃を試みます。この日は皆が少しずつ良くなかった印象で、関根は相手が2枚マーカーを付けてきて消され、宇賀神もクロスが真ん中に合いませんでした。それならばと真ん中を狙っても、相手のダブルボランチのレオシルバと加藤がバイタルエリアをがっちり固めており、そのマークに苛立った武藤が下がってくるほどでした。

こういう相手には、ミドルシュートを連打するとか、サイドチェンジの長いキックで逆サイドを使うなどの戦術的な工夫が要ると思いましたが、今日の浦和はどちらもできていなかった印象です。ようやく、最後の方になって森脇が思い切って狙い始めましたが、それを最初からやればと惜しまれた引き分けです。

もちろん、ミシャがベストメンバーを固定したことによる主力選手の疲労はあるでしょう。主力選手に浦項戦を休ませたとはいえ、おそらくほぼこのメンバーでACLのFCソウル戦を戦うことを考えると、FCソウル戦は苦しむことになるかもしれないと嫌な予感がします。



























コメント
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