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五輪代表の思い出(2004年日本対レバノン)

2016-05-11 20:10:07 | ワールドサッカー
今日は五輪代表の親善試合、ガーナ戦です。即日更新が出来ない場合に備えて、穴埋めネタを電車の中で考えていました。過去の五輪代表の試合で、一番印象的だった、2004年五輪最終予選のレバノン戦の思い出です。

当時、日本代表は埼玉スタジアムで行われたバーレーン戦を0-1で落とし、このレバノン戦の前に国立競技場で行われていた、バーレーン対UAEがバーレーンの完勝だったので、日本はレバノン戦の引き分け以下は絶対に許されない状況でした。

いつものあまのじゃくで、レバノンの出方を確認しました。レバノンは監督によれば、チーム作りの時間は「わずか20日」だったチームです。それはプレーに表れていました。レバノンのように、チーム作りの時間がないと、攻撃のオプションの少なさに表れます。この日のレバノンは、右サイドからしか攻撃できないチームでした。得意な形を、一つだけ機能させるのが精一杯だったのでしょう。

当時、大久保、平山の「国見2トップ」だった日本は、そんなレバノンの状況は読んでいたようでした。平山と大久保が交代で左サイドを前からチェックして、相手の右サイドさえ封じれば左サイドはあまり怖くないと見切っていました。先制点も入り、あとはミスさえしなければ勝てると思った後半、そのミスが出てしまいました。

右サイドでレバノンMFが上がったプレーに、ちょっとチェックが遅れましたが、真ん中は1トップのアトウィ一人です。大丈夫だと国立競技場のスタンドで思っていた私は、DF近藤のまさかのクリアミスにびびることになります。ボールはちょうどアトウィのところにこぼれ、同点ゴールという信じられない現実が待っていました。

こんなに弱い相手に引き分けてしまうのかと不安になっていた頃、左からのクロスを大久保が頭で決め、日本は2-1とリードして辛くもこの試合を拾います。最終戦のUAE戦も勝利した日本は、無事にアテネ五輪への出場権を獲得しました。

しかし、こういう「まさか」があるのがサッカーです。この経験は、その後何度も見たW杯予選を見るときに役立っています。相手のどこが長所か、どういう展開が怖いか予想しておくことは大事と思っています。
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