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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

天皇杯仙台戦マニアック分析

2018-12-11 21:37:19 | 浦和レッズ
後半、浦和は興梠にボールを集める様子でした。しかし、興梠もキープするのがやっとで、いいときのように振り向きざまのシュートを見せることはできませんでした。それでも、武藤のパスでフリーになるチャンスがありましたが、これを外してしまい、それが浦和にとって後半で数少ない決定機となってしまいました。

あとでオリベイラ監督は「劣勢になるのは覚悟していた」とコメントしていました。それだけ、鹿島戦で負傷者を出している浦和の台所事情が苦しかったということなのでしょう。そのため、オリベイラ監督は奇策を打ちます。トップ下の柏木を下げて柴戸を入れる交代です。柏木の持っている、ゲームメーカーとしての力はまだない柴戸ですが、運動量が多いという武器を持っています。

その柴戸で、前から仙台DFを追い回せというのが指示だったのでしょう。柴戸もそれを理解した動きでした。なかなかボールには触れなくても、少しでも仙台にいいパスを出させない狙いで動いていました。それでも、仙台はボールが持てる展開を見て、一つの勝負手を打ちます。それは、DF平岡の攻撃参加です。仙台が押す展開なら、DFは3枚も要らないと割り切って、前に一枚増やす手です。

この手で、完全に仙台が攻め、浦和が守る展開が固定化されました。もっとも、浦和DFは集中しており、相手のシュートに体を投げだしてブロックする、ヘディングシュートには体をつけて自由に打たせないなど、地味に効いている手で仙台ボールの攻撃をしのぎます。仙台も、ジャーメイン良が効いていない展開を見て、FWに阿部拓馬を入れて中央にターゲットを置き、さらに右アウトサイドを古林に変えて関口を入れてクロスを上げさせます。

どこまでこの展開が続くのだろうと思うくらい、仙台は攻めましたが、浦和はかつての鹿島が良く見せた、CKでボールを持っての時間稼ぎなどを見せます。見ていて美しいものではありませんが、それをやらなければならないくらいこの試合は苦しい試合でした。そんな粘りは最後に実を結び、浦和が1-0で勝利して天皇杯のタイトルを手にすることになりました。

寒い日でしたが、勝ったことで一瞬ですが寒さを忘れるほどでした。kobby今季22試合目、今季おそらく最後の生観戦は、結果が伴ってきました。これで、いい気分で正月を迎えられることでしょう。




































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