今日はネタがないので、困ったときは力士の名前を思い出すことにして、九州場所は休場したものの第一人者の横綱白鵬を取り上げます。白鵬はモンゴル人ですが、来日するときに受け入れ先の部屋が決まっていない状態で来てしまいました。今思えば無謀な話でしたが、滞在期限が切れて帰国しなければならない間際になって、現在の師匠である宮城野親方が受け入れを決断します。
もっとも、当時の白鵬は体重67kgという、どこにでもいる一般人体型でした。そのため、相撲はある程度体重がないと取れないと判断した親方は、最初は稽古をさせずに食事だけさせて、体重が80kgになった時点でようやく稽古が許可されました。今の160kgの体重は多くが筋肉で、努力して作った体です。
今の四股名の白鵬は「柏戸と大鵬のように一時代を作って欲しい」という期待を込めてつけられた名前です。その四股名の縁もあって、生前の大鵬親方とは親交がありました。勝って騒がれる力士になるな、負けて騒がれる力士になれというのが大鵬の教えだったと、一部テレビ番組で明かしていました。その期待には十二分に応え、大鵬の優勝記録32回を更新する41回の優勝を誇ります。
白鵬の強さは、立ち合いの当たりの強さを使い分けていることと感じます。下位力士相手には慎重に取り、本当に全力を出さないと勝てないとみた相手だけ、本気の立ち合いを見せます。何度も国技館で彼の相撲を見てきましたが、そういう立ち合いを見せたのは日馬富士と稀勢の里だけだった記憶です。そのため、白鵬は変化を食わないという優れた特徴を持っています。
また、下位にほとんど取りこぼさないので、先行逃げ切りの優勝争いができます。白鵬の場合は初日からの8連勝は当たり前で、その後の上位陣との直接対決では既にリードしている状況を作れます。41回の優勝で逆転優勝は少なく、大抵先行逃げ切りの優勝だった印象が強いです。
もっとも、最近の相撲界は世代交代の流れになってきています。貴景勝などの若手に、まだ強さを見せられるかは未知数です。もし、初場所に出てくるようなら、白鵬の相撲は是非ともじっくり見届けたいです。
もっとも、当時の白鵬は体重67kgという、どこにでもいる一般人体型でした。そのため、相撲はある程度体重がないと取れないと判断した親方は、最初は稽古をさせずに食事だけさせて、体重が80kgになった時点でようやく稽古が許可されました。今の160kgの体重は多くが筋肉で、努力して作った体です。
今の四股名の白鵬は「柏戸と大鵬のように一時代を作って欲しい」という期待を込めてつけられた名前です。その四股名の縁もあって、生前の大鵬親方とは親交がありました。勝って騒がれる力士になるな、負けて騒がれる力士になれというのが大鵬の教えだったと、一部テレビ番組で明かしていました。その期待には十二分に応え、大鵬の優勝記録32回を更新する41回の優勝を誇ります。
白鵬の強さは、立ち合いの当たりの強さを使い分けていることと感じます。下位力士相手には慎重に取り、本当に全力を出さないと勝てないとみた相手だけ、本気の立ち合いを見せます。何度も国技館で彼の相撲を見てきましたが、そういう立ち合いを見せたのは日馬富士と稀勢の里だけだった記憶です。そのため、白鵬は変化を食わないという優れた特徴を持っています。
また、下位にほとんど取りこぼさないので、先行逃げ切りの優勝争いができます。白鵬の場合は初日からの8連勝は当たり前で、その後の上位陣との直接対決では既にリードしている状況を作れます。41回の優勝で逆転優勝は少なく、大抵先行逃げ切りの優勝だった印象が強いです。
もっとも、最近の相撲界は世代交代の流れになってきています。貴景勝などの若手に、まだ強さを見せられるかは未知数です。もし、初場所に出てくるようなら、白鵬の相撲は是非ともじっくり見届けたいです。