Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

若手と高さを使ってきた(12/22浦和L対長野L)

2018-12-22 21:49:16 | レディース
皇后杯準々決勝、浦和レッズレディース(以下浦和)対AC長野パルセイロをテレビ観戦していました。浦和はベテランの安藤がベンチからも外れ、右MFには19歳の若手、写真の大熊良奈選手が入っていました。また、2トップの一角にも、本来DFの高橋はな選手が入っていました。二人とも高さを持っている選手で、浦和はCKから高さを生かして攻める意図があったものと思われます。

そういう試合でしたが、前半は浦和の前からのプレスがうまく連動していました。アンカーの栗島のところは相手に狙われている印象でしたが、左MFに入った吉良のところから前線の菅澤に入るとチャンスになりました。菅澤が、個人技で相手DFを抜くことができたので、そこで味方が詰めていればと惜しまれる場面もありました。

先制点は浦和に入りました。菅澤にマンツーマンでついていた、DF坂本のヘディングでのクリアが手に当たりハンドになり、浦和ボールのPKになります。これを菅澤自身が落ち着いて決め、前半30分と浦和がいい時間でリードを奪います。その後も、相手DFが高い位置を取るので、その裏にアーリークロスを送ることでチャンスになった場面もありました。

これに対し、長野はFWに入っている横山のチームという印象でした。前半、横山にほとんどボールが入らなかったことで長野はやりたいサッカーがまったくできませんでしたが、横山はFWですがゲームメーカーの役割もこなせるので、後半に浦和の運動量が落ちてから横山にボールが入るようになります。横山のスルーパスを17番が追い、14番は当てるだけでゴールになりそうな決定機も迎えますが、そのシュートが偶然GK池田の正面に飛んでしまうという痛恨のミスでチャンスを潰します。

横山自身も決定機を逃し、押し気味の時間も作っていた長野ですが、浦和が交代カードを切って試合の流れを戻します。まだ、個人技で勝負できるのは菅澤と吉良だけという印象も強いですが、皆でプレスに行って長野の縦パスの精度を落とすという地味な貢献が効いて、この苦しい試合を1-0で浦和が勝利して準決勝に進みます。

もちろん、準決勝の相手日テレはなでしこリーグ最強の相手です。もっとも、これは皇后杯なので延長戦もPK戦もあります。それをうまく利用して、粘り強く戦うことを、浦和には期待したいです。
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鹿島対Rマドリード後半

2018-12-22 17:16:41 | 他チーム
鹿島対Rマドリードの後半戦も積み残しでした。試合後の鹿島の選手の話では、「いつもより息が上がるのが早い」とレアルのパス回しのスピードに苦しんでいたと認めています。もちろん、クラブW杯でも「優勝を狙う」鹿島はレアル相手に攻めに行く姿勢は維持していましたが、次第にレアルがボールを支配できるようになり、いつもの姿に戻ってきました。

後半の早い時間で、鹿島左SBの山本脩斗にイエローカードが出たのが一つのターニングポイントでした。試合巧者のレアルは、山本が2枚目のイエローを恐れて無理な守備ができないのを狙って、意図的に鹿島の左サイドを狙ってきました。そんな圧力を彼も感じたのか、後半10分ほどに大きなミスを犯すことになります。味方GKへのバックパスが弱く、それをベイルのスピードで攻められ、一旦はDFチョン・スンヒョンが触ったもののクリアには至らず、ベイルに拾われて痛恨の2点目を奪われます。

この2点目は鹿島に大きな衝撃を与えたようで、誰も手を叩いたり声をかけたりせず、下を向いてしまうことになります。大岩監督もまずいと感じて、ボランチに回っていた西を下げて安西を入れて、トップ下に土居を置くダイヤモンド型の中盤に変更しますが、1点目と同じような左サイドから、ベイルにハットトリックを決められて3-0とされます。

この3点目で試合は終わりと感じたレアルのソラリ監督は、ベイルに変えてアセンシオを入れます。こういう「お役御免」の交代は強行日程が続く欧州ではよく見られる交代で、決勝戦に万全の状態で出て欲しいという期待もあったでしょう。その後はレアルが自陣でゆっくりとボールを回して、取りに来る鹿島の消耗を誘いながら、時間を稼いでくる「現実主義」を見せます。

夢の攻撃サッカーを目指すバルサとはこういうところが違っており、それがレアルが欧州CLで3連覇という偉業を達成している一つの要因ですが、鹿島も前から仕掛けて土居のゴールで1点を返して意地を見せます。2年前に対戦したときに「鹿島はなんて走るチームなんだ」と相手監督を驚かせた鹿島ですが、やはりチーム力の差はあり、最後はその差が結果になって出ることになります。

それでも、日本のチームがACLを優勝して、クラブW杯でも世界の強豪と当たるというのは大きな出来事です。次はそれが浦和であって欲しい、そう期待しています。
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リバプール対マンチェスターU後半

2018-12-22 17:00:36 | ワールドサッカー
積み残しになっていた、リバプール対マンチェスターU(以下マンU)の後半のビデオを見ました。サッカーのスピード感の違いは、さすが世界最高峰のプレミアリーグで、カウンターからあっという間に相手ゴール前につなげる能力はさすがでした。リバプールは1トップにサラーを置き、スピード型の彼が引いてスペースがない展開を見て、ポストプレーをやっていたのが印象的でした。

その分、いつもはFWにいるフィルミーノがトップ下で動き回ってボールを引き出しながらチャンスを作っていました。この試合は、シュート数でリバプールが33本、マンUがわずか3本と大きな差がつくことになるのですが、この試合を動かしたのはリバプールのクロップ監督の采配でした。一方的に押し込む展開を見て、ナビ・ケイタを下げてシャキリを入れてきました。

シャキリはスイス代表のトップ下で、昨年所属したストークが2部に落ちたことでリバプールに移籍してきました。ケイタより攻撃的な選手で、MFに入れてしまうとボランチのワイナルドゥムとファビーニョがほとんど守備に追われることになり、守備に不安も残しますが、それでもマンUを攻め切りたいという強気の交代でした。

これが見事に当たりました。左サイドからマネが抜け出したチャンスに、GKデヘアが止めてコースが変わったところを、シャキリがミドルシュートを放ち相手DFに当たってコースが変わってゴールになりました。シャキリはさらに追加点の3点目も決め、マンUに対し絶望感を与える2点差をつける活躍ぶりでした。

マンUのモウリーニョ監督も動き、4-4-2の布陣を4-3-3に変えて攻めに出るなどの手を打ちましたが、ボールが持てなくては監督采配では流れを変えようがなく、試合はそのまま3-1でリバプールの勝利に終わりました。この結果、リバプールは開幕から17試合負けなしが続き首位をキープし、逆にマンUのモウリーニョ監督は試合後に解任されることになります。

1992年にイングランドのサッカーリーグが「プレミアリーグ」という名前になってから、リバプールは優勝がありません。そんな長い歴史は今年あたり変わるのではと、愛称の「レッズ」が浦和と同じなので何となく応援しています。
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