Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

李忠成、横浜FM完全移籍

2018-12-27 16:24:36 | 浦和レッズ
今日はレッズ関連で動きがありました。浦和FW李忠成選手の、横浜FMへの完全移籍が発表になっていました。本人のコメントによれば浦和が契約延長しなかったようで、残念ですが横浜FMで頑張って欲しいです。横浜FMは1トップが課題のポジションで、レギュラーFWのウーゴ・ヴィエイラが退団しており、その後釜の候補でしょう。

李は浦和で5年間プレーしました。広島時代に、李を佐藤寿人の代役の1トップに据えて、後半戦だけで11ゴールというブレイクを実現した恩師ミシャの誘いでした。ミシャがいた当時は李はシャドーの一角と期待されており、動けることとヘディングの強さで浦和の躍進に大きな貢献を見せてくれました。そんな李ですが、ミシャが解任されてシステムが4-1-4-1に変わったことで、影響を受けた選手でした。

4-1-4-1システムでは、シャドーの2枚のポジションにはある程度ボランチの守備をサポートできる選手が適任とされます。もともとFWの李にとって、ボランチの役割を期待するのは厳しかったようで、このポジションに定着した長澤と入れ替わってベンチに置かれることが多くなってしまいました。今季もほとんどがベンチスタートで、たとえ契約延長のオファーをしても移籍を選んだかもしれません。

李の思い出は、2016年のルヴァン杯優勝を決めたG大阪戦の同点ゴールが大きいです。当時、途中出場した李が、CKからのヘディングシュートで決めた同点ゴールでこの試合を延長戦に持ち込み、PK戦を制して決めたタイトルでした。途中出場でも、何かをやってくれる期待が持てる選手だと思います。

もっとも、33歳という年齢を考えると、出場機会が得られる環境があればそれが本人のためかもしれません。横浜FMも、もちろん新外国人の獲得などのライバルが出現する可能性もありますが、得意なFWで勝負できるチャンスだと思って心機一転、浦和戦以外での活躍を願うばかりです。
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冬将軍到来

2018-12-25 21:07:16 | 埼玉
近所の別所沼公園を散歩していました。景色はすっかり冬将軍の到来を感じる、冬枯れの世界です。寒さで外出も億劫になりがちですが、冬らしい写真を撮って、楽しく冬を過ごしたいですね。今日は文章を考える元気が出ないので、写真の羅列で失礼します。




















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クラブW杯決勝(12/22Rマドリード対アルアイン)

2018-12-24 17:32:28 | ワールドサッカー
クラブW杯の決勝戦、Rマドリード(以下レアル)対アルアイン(UAE)の映像を見ていました。アルアインは開催国代表で、ウエリントン(NZ)、エスペランス(チュニジア)、リバープレート(アルゼンチン)を破って決勝戦に駒を進めてきました。これは快挙ですが、レアルが2試合目に対しアルアインは4試合目ということで、コンディションの差は確実にあると思われます。

レアルの試合の入り方は注目でしたが、鹿島戦のようにゆっくりとした入りはしてきませんでした。いつものレアルに戻ったような、序盤からアルアインの守備に対しプレスに行き、アルアインはどうしても前線のベリとカイオ以外の8人は自陣に引かされる展開を強いられます。それでも、アルアインはレアルDFマルセロのバックパスのミスを74番が拾う決定機もありましたが、これはシュートをレアルCBセルヒオ・ラモスがゴールの中に入ってクリアするスーパープレーで防がれます。

マニアックにレアルの戦い方を見ていましたが、レアルはCFタイプで真ん中にいるベンゼマと、サイドからスピードを見せるベイルが多くのチャンスをシュートまで行ける特徴があります。ユベントスに移籍したロナウドがいた頃はシュートはロナウドの役目でしたが、ロナルドが抜けて代わりに入っているのはMFの仕事もできるルーカス・バスケスなので、Lバスケスがシンプルに裏に出してからベンゼマとベイルのスピードを使って攻めると明確に決めていました。

このシンプルな狙いで、アルアイン守備陣は完全に後ろを向かされて苦しい展開を強いられます。その後ろを向かされるタイミングは、レアルのMFの選手にとっても狙い目だったようで、先制点はマイナスのクロスからのモドリッチの、狙いすましたミドルシュートでした。前半こそ1-0だったものの、アルアインが勝てそうな機会はまったくと言っていいほどなかった前半でした。

後半はレアルにも余裕ができて、後ろでパスをつなぎながらサイドへ出し、アルアインが誇るカイオとベリの2トップにボールを入れさせないことができました。こうなればレアルのもので、CKからアンカーのジョレンテのシュートで2点目を入れて試合はほぼ決しました。最終スコアは4-1で、レアルはクラブW杯史上初の3連覇を達成することになりました。

クラブW杯の3連覇には、欧州CLを3連覇する必要があるので、相当難しい記録です。今年のチームは多少力が落ちており4連覇は難しそうに見えますが、レアルというチームが強いという印象を刻むには十分でした。
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鹿島対リバープレート

2018-12-23 22:34:30 | 他チーム
クラブW杯の3位決定戦、鹿島対リバープレート(以下リーベル)の映像を見ていました。リーベルは、昔のイメージでは「組織の欧州、個人技の南米」でしたが、華麗さよりスピードと力強さを前面に出してくるチームです。ボールを持ったらまず縦のコースを狙うことが多く、その縦パスからFWのボレーに決定的なボールが通ります。

これを、GKクオンスンテが飛び出して止めますが、このプレーでクオンスンテが足首を痛めます。本人がプレー続行を希望して、前半20分近くまでプレーしますが、本人からプレー続行不可能というサインが出て曽ヶ端と交代することになります。もちろん、GKで交代枠を一つ使ってしまうのは鹿島にとっては痛いですが、その交代の場面が相手のCKだったというのがもっと痛いことになります。

そのCKで、DFの5番はまったくのフリーで、曽ヶ端はまったく動けずリーベルに先制点が入ります。交代したGKの最初のプレーは難しいので、味方がうまく集中させる必要がありますが、この場面はそんな鹿島のちょっとした隙でした。しかし、リーベルが圧倒的な個人技を持つ相手ではなかったことで、鹿島にも十分チャンスが作れ、サイドを起点にクロスを狙う攻めを見せます。

後半頭に、リーベルはMF2枚を変えてシステムを4-4-2に変えると、さらに早い時間で最後の交代枠を使ってMFのゴンサロ・マルティネスを入れてきます。このGマルティネスがこれまでのリーベルの選手とは質が違っていました。攻めに出る鹿島相手に、カウンターから何度かチャンスを作っていたリーベルですが、GK曽ヶ端を中心にしのいでいました。しかし、Gマルティネスのシュートは、一見ミスキックのような浮き球でゴール隅を狙い、それが見事に入ってリーベルに2点目が入ります。

これで試合はほぼ決まりました。それでも鹿島は前に出て勝負しますが、人数をかけたところで繰り出すカウンターは正確でした。PKで3点目が入ると、Gマルティネスが4点目を決めて、試合は4-0でリーベルの勝利に終わりました。鹿島としては、前の選手を変えられなかったのが痛く、FW鈴木優磨が離脱してFWが足りないチーム事情が出てしまいました。

それでも、鹿島にとってはRマドリードとリーベルの両方と対戦できたのは大きいでしょう。世界の強さは痛感したでしょうから、それが日本やアジアでの戦いにも反映されるのでしょう。浦和サポとしてはちょっと複雑ですが。
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浦和関連ストーブリーグ情報

2018-12-23 22:18:46 | 浦和レッズ
来季ACLに出場する浦和関連で、だいぶ移籍情報が出てきました。入る方では、柏DF鈴木大輔選手の完全移籍による加入があります。鈴木はCBで、新潟時代に五輪代表に選ばれたことで大きく名を売りました。その後柏に引き抜かれ、一時スペインリーグ2部でプレーしてから、今季柏に復帰していました。柏のJ2降格もあり、ACLに出場できる浦和で挑戦したかったのでしょう。

もっとも、パワー系かカバーリング系かは記憶が定かではないです。それは味方になってプレーぶりを観察してみますが、浦和はおそらく、今季採用した3バックが継続すると思われ、その布陣を敷くならDFが足りない印象は受けます。DFの即戦力は最低一枚は必要と感じていたので、鈴木の加入は大きな補強になるものと思われます。

また、J2山形のMF汰木(ゆるき)康也選手の完全移籍による加入も発表されていました。汰木はプロとしてのキャリアは山形ですが、ユース時代は横浜FM所属で、神奈川県の出身です。そのため、都会には慣れており浦和の環境に違和感を覚えることはないでしょうが、J1でのキャリアは山形がJ1に昇格していた年の1試合のみで、レベルの差を埋めていくのはこれからの努力になります。汰木ゾーンと呼ばれた、左45度からのシュートが売りというネットからの情報です。

出る方では、FW武富孝介選手のJ1湘南へのレンタル移籍があります。武富は今季、柏から完全移籍による加入で、FWとしてこぼれ球への反応の良さを期待していましたが、思うように出場機会を増やせませんでした。システムが途中で変わった浦和なので、変更後の3-5-2で興梠と武藤の牙城を崩せなかったことで移籍ということになったのでしょう。湘南には過去に在籍したこともあり出戻りです。

また、浦和からレンタル移籍で湘南に行っていた、DF岡本拓也選手は浦和には戻らず、そのまま湘南へ完全移籍することになりました。彼のポジションである右アウトサイドは、浦和にとっても決して層の厚いポジションではないですが、戻ることはついにありませんでした。湘南では主力選手と期待されているので、今後の活躍を期待したいです。

新しい情報があれば、また書いていきたいです。
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若手と高さを使ってきた(12/22浦和L対長野L)

2018-12-22 21:49:16 | レディース
皇后杯準々決勝、浦和レッズレディース(以下浦和)対AC長野パルセイロをテレビ観戦していました。浦和はベテランの安藤がベンチからも外れ、右MFには19歳の若手、写真の大熊良奈選手が入っていました。また、2トップの一角にも、本来DFの高橋はな選手が入っていました。二人とも高さを持っている選手で、浦和はCKから高さを生かして攻める意図があったものと思われます。

そういう試合でしたが、前半は浦和の前からのプレスがうまく連動していました。アンカーの栗島のところは相手に狙われている印象でしたが、左MFに入った吉良のところから前線の菅澤に入るとチャンスになりました。菅澤が、個人技で相手DFを抜くことができたので、そこで味方が詰めていればと惜しまれる場面もありました。

先制点は浦和に入りました。菅澤にマンツーマンでついていた、DF坂本のヘディングでのクリアが手に当たりハンドになり、浦和ボールのPKになります。これを菅澤自身が落ち着いて決め、前半30分と浦和がいい時間でリードを奪います。その後も、相手DFが高い位置を取るので、その裏にアーリークロスを送ることでチャンスになった場面もありました。

これに対し、長野はFWに入っている横山のチームという印象でした。前半、横山にほとんどボールが入らなかったことで長野はやりたいサッカーがまったくできませんでしたが、横山はFWですがゲームメーカーの役割もこなせるので、後半に浦和の運動量が落ちてから横山にボールが入るようになります。横山のスルーパスを17番が追い、14番は当てるだけでゴールになりそうな決定機も迎えますが、そのシュートが偶然GK池田の正面に飛んでしまうという痛恨のミスでチャンスを潰します。

横山自身も決定機を逃し、押し気味の時間も作っていた長野ですが、浦和が交代カードを切って試合の流れを戻します。まだ、個人技で勝負できるのは菅澤と吉良だけという印象も強いですが、皆でプレスに行って長野の縦パスの精度を落とすという地味な貢献が効いて、この苦しい試合を1-0で浦和が勝利して準決勝に進みます。

もちろん、準決勝の相手日テレはなでしこリーグ最強の相手です。もっとも、これは皇后杯なので延長戦もPK戦もあります。それをうまく利用して、粘り強く戦うことを、浦和には期待したいです。
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鹿島対Rマドリード後半

2018-12-22 17:16:41 | 他チーム
鹿島対Rマドリードの後半戦も積み残しでした。試合後の鹿島の選手の話では、「いつもより息が上がるのが早い」とレアルのパス回しのスピードに苦しんでいたと認めています。もちろん、クラブW杯でも「優勝を狙う」鹿島はレアル相手に攻めに行く姿勢は維持していましたが、次第にレアルがボールを支配できるようになり、いつもの姿に戻ってきました。

後半の早い時間で、鹿島左SBの山本脩斗にイエローカードが出たのが一つのターニングポイントでした。試合巧者のレアルは、山本が2枚目のイエローを恐れて無理な守備ができないのを狙って、意図的に鹿島の左サイドを狙ってきました。そんな圧力を彼も感じたのか、後半10分ほどに大きなミスを犯すことになります。味方GKへのバックパスが弱く、それをベイルのスピードで攻められ、一旦はDFチョン・スンヒョンが触ったもののクリアには至らず、ベイルに拾われて痛恨の2点目を奪われます。

この2点目は鹿島に大きな衝撃を与えたようで、誰も手を叩いたり声をかけたりせず、下を向いてしまうことになります。大岩監督もまずいと感じて、ボランチに回っていた西を下げて安西を入れて、トップ下に土居を置くダイヤモンド型の中盤に変更しますが、1点目と同じような左サイドから、ベイルにハットトリックを決められて3-0とされます。

この3点目で試合は終わりと感じたレアルのソラリ監督は、ベイルに変えてアセンシオを入れます。こういう「お役御免」の交代は強行日程が続く欧州ではよく見られる交代で、決勝戦に万全の状態で出て欲しいという期待もあったでしょう。その後はレアルが自陣でゆっくりとボールを回して、取りに来る鹿島の消耗を誘いながら、時間を稼いでくる「現実主義」を見せます。

夢の攻撃サッカーを目指すバルサとはこういうところが違っており、それがレアルが欧州CLで3連覇という偉業を達成している一つの要因ですが、鹿島も前から仕掛けて土居のゴールで1点を返して意地を見せます。2年前に対戦したときに「鹿島はなんて走るチームなんだ」と相手監督を驚かせた鹿島ですが、やはりチーム力の差はあり、最後はその差が結果になって出ることになります。

それでも、日本のチームがACLを優勝して、クラブW杯でも世界の強豪と当たるというのは大きな出来事です。次はそれが浦和であって欲しい、そう期待しています。
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リバプール対マンチェスターU後半

2018-12-22 17:00:36 | ワールドサッカー
積み残しになっていた、リバプール対マンチェスターU(以下マンU)の後半のビデオを見ました。サッカーのスピード感の違いは、さすが世界最高峰のプレミアリーグで、カウンターからあっという間に相手ゴール前につなげる能力はさすがでした。リバプールは1トップにサラーを置き、スピード型の彼が引いてスペースがない展開を見て、ポストプレーをやっていたのが印象的でした。

その分、いつもはFWにいるフィルミーノがトップ下で動き回ってボールを引き出しながらチャンスを作っていました。この試合は、シュート数でリバプールが33本、マンUがわずか3本と大きな差がつくことになるのですが、この試合を動かしたのはリバプールのクロップ監督の采配でした。一方的に押し込む展開を見て、ナビ・ケイタを下げてシャキリを入れてきました。

シャキリはスイス代表のトップ下で、昨年所属したストークが2部に落ちたことでリバプールに移籍してきました。ケイタより攻撃的な選手で、MFに入れてしまうとボランチのワイナルドゥムとファビーニョがほとんど守備に追われることになり、守備に不安も残しますが、それでもマンUを攻め切りたいという強気の交代でした。

これが見事に当たりました。左サイドからマネが抜け出したチャンスに、GKデヘアが止めてコースが変わったところを、シャキリがミドルシュートを放ち相手DFに当たってコースが変わってゴールになりました。シャキリはさらに追加点の3点目も決め、マンUに対し絶望感を与える2点差をつける活躍ぶりでした。

マンUのモウリーニョ監督も動き、4-4-2の布陣を4-3-3に変えて攻めに出るなどの手を打ちましたが、ボールが持てなくては監督采配では流れを変えようがなく、試合はそのまま3-1でリバプールの勝利に終わりました。この結果、リバプールは開幕から17試合負けなしが続き首位をキープし、逆にマンUのモウリーニョ監督は試合後に解任されることになります。

1992年にイングランドのサッカーリーグが「プレミアリーグ」という名前になってから、リバプールは優勝がありません。そんな長い歴史は今年あたり変わるのではと、愛称の「レッズ」が浦和と同じなので何となく応援しています。
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安藤梢の記憶

2018-12-21 22:29:30 | レディース
今日は元気が出ないので、元気が出そうなネタとして、浦和レッズレディースの安藤梢選手を取り上げます。安藤はご存知、2011年女子W杯の優勝メンバーで、スピードのあるアタッカーとしての活躍が印象的です。そんな安藤のプレーを意識したのは、2005年の親善試合の豪州戦でした。当時はまだ、なでしこジャパンは人気がなく、西が丘サッカー場で後援会員入場無料で行われていました。

当時、豪州のパワーサッカーの前に2失点し、スタンドが沈滞ムードだった頃です。右MFの安藤が相手SBに何度も1対1を仕掛けているうちに、相手はSBが弱いという弱点が次第に表れてきます。安藤のFKから1点を返すと、その後一気に流れを戻したなでしこジャパンが、4-2という逆転勝利を収めた試合です。これを見て「安藤梢、レッズにいるんだから必ず応援しよう」と思ったのが、私が女子サッカーを見るようになったきっかけです。

もっとも、のちのなでしこジャパン大橋監督に、右SBで起用された時期もあります。当時は「右のロベカルになれ」と主に攻撃面を期待しての起用でしたが、もともとトップ下の彼女にとって、SBというのは本来の役割ではない印象も受けました。本来の右MFやFWで起用してもらえたのは、佐々木監督になってからです。

当時、安藤は同タイプの大野とFWのポジションを争っていました。スピード型で点も取れる、よく似た特徴を持つ二人でしたが、安藤がFWに入った試合が多かった印象です。このチームで点を取るのは澤が多く、女子W杯でMFながら得点女王になり、MVPも受賞したほどでした。安藤はゴールこそ入れていませんが、アタッカーとして攻撃の先兵だった記憶です。

2008年にレッズを優勝に導いてから、安藤は長くドイツでプレーしていました。海外ではプロでない女子選手の海外挑戦の際に、生活費として20万円ほど、日本サッカー協会が補助してくれるシステムができたのが追い風になりました。2011年にドイツで行われた女子W杯では、ドイツでの安藤の経験は効いていたはずで、移動の距離など、現地にいてわかることも多かったでしょう。

昨年に浦和レッズレディースに戻ってきて、今年はプレーを見ることもできました。残された時間は長くないとしても、いてくれるだけでいい存在です。安藤さん、いいですね。
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ややおかしかったレアル(12/20鹿島対Rマドリード)

2018-12-20 21:41:43 | 他チーム
昨夜行われた、クラブW杯の準決勝、鹿島対Rマドリードの前半をビデオで見ました。Rマドリードはアンカーのカゼミーロがベンチスタートだったものの、ベンゼマもベイルもモドリッチもいる、ほぼベストメンバーで臨んできました。しかし、Rマドリードはロナウドがユベントスに移籍して、その穴が埋め切れていないチーム事情があります。

また、土曜日に試合をしてからの水曜日の試合ということで、Rマドリードは動きが鈍い印象も受けました。こういう、力に差がある対戦のときは、序盤から飛ばして挽回不可能な差をつけるやり方もありますが、Rマドリードは特に鹿島の両サイドに厳しくは寄せてきませんでした。そのため、鹿島がSBを上げてくるといいクロスが上がる場面もありました。

セルジーニョのシュートをGKクルトワがセーブした後のCKに、鹿島のビッグチャンスがありました。遠藤康が蹴ったボールはフリーの昌子に合いそうでしたが、昌子は惜しくも頭に当てられずチャンスを逃します。鹿島が前でボールを回し、Rマドリードは少ないチャンスに無理やり遠くから狙うという、予想外の前半が展開されることになります。

それでも、Rマドリードにはベイルがいます。ロナウドがいた当時は守備のタスクを背負わされてあまり輝いていなかった印象も受けましたが、スピードがあって左足の強烈なシュートを持っている、このウエールズ代表FWの決定力が頼みだった前半でした。最初は鹿島も、西やチョン・スンヒョンが必死の帰陣で防いでいましたが、一度でも抜ければ決定機になるという威力を、ベイルは出し始めます。

その狙いは当たりました。前半終了間際、マルセロのスルーパスを受けたベイルは、角度のないところから強引に左足で狙い、それがポストに当たって内側に跳ねるややラッキーなゴールでRマドリードが先制します。もちろん、この場面は右SB西の戻りが遅れたことも原因でした。フリーにしてしまえば、ベイルの力はやはりアジアレベルにはない相手です。

前半0-1で折り返した試合ですが、後半のビデオはこれから楽しみに見ることにします。
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