北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

もっと牛乳飲もう!

2006-04-04 23:12:22 | Weblog
 まだ気温の低い日が続いています。これが最後の冬の粘りと思って耐えましょう。

 【牛乳の消費】
 職場内のある会議で全員に牛乳が配られました。どうした訳か、と思っていたらその会議での話題の一つが北海道の牛乳が余っているということから、牛乳消費キャンペーンをするということだったのでした。

 日本の牛乳の消費をざっくりと語ると、国内での牛乳換算の消費量は一年間に1200万トンなのだそうです。

 このうち、400万トンが外国製チーズなどの輸入乳製品で、国内で生産している量は約800万トンです。

 このうち飲用が500万トンで、加工乳が200万トン、チーズなどの乳製品になるのが100万トンという内訳なのだそうです。

 このうち北海道の牛乳のシェアは、飲用で約100万トン。ですから400万トンは内地でつくられていることになります。案外北海道の牛乳は飲まれていないんですね。

 これはやはり飲むには新鮮さにおいて消費地で近いところで作られる牛乳が好まれるという事によるものでしょう。北海道はちょっと遠いのです。

 しかし加工乳では200万トンのうち約8割の160万トンほどに北海道のものが使われているのだそうです。エッヘン!と言いたいところですが、加工乳は取引価格が安いので、政府から補助をしてもらっています。ちょっと情けないかも知れません。

 乳製品の100万トンはほぼ全てが北海道のものだそうです。

 今北海道で問題になっているのは、牛乳の消費量が下がっているということです。作っても飲んでもらえない牛乳はとりあえずは加工乳にしてストックをしておくことも出来るのですが、それとても消費する以上に作られてしまうとストックしておける量にも限りがあります。

 そもそも牛乳は、子を産んだ雌牛が産する物なので出るからには搾乳しなくてはなりません。蛇口をひねれば止まるというような簡単な物ではないのです。

 ここが生き物が作り出す製品の難しいところです。ですから生産は計画的に行い、減産も計画的に行わなくてはなりません。減産をする方法といっても、乳量の落ちてきた老廃牛を処分してゆくくらいしかありません。

 牛乳が売れないのは、あまり商品に変化がないことや豆乳、黒酢、茶系などの健康飲料へのシフトがあげられるようです。乳脂肪がダイエットに向かないような印象を持たれている事もあるかもしれません。


 3-AーDay(スリー・ア・デイ)運動というのがあるそうです。元々アメリカで始まった食生活改善運動で、一日に三回乳製品を取ることで健康な生活をおくろうというものです。

 それにしても育ち盛りの中学生のように、牛乳ばかりごくごくと飲んでばかりもいられませんので、目先を変えて飲用牛乳、ヨーグルト、チーズ、カフェ・オレなどのように、形を変えた乳製品を毎食時に取ることでカルシウムや良質のタンパク質の摂取量を満たし、健康な身体を作ることを推奨しています。

 私も中学校の時は余った牛乳を10本飲んだことがあったのですが、その後しばらく牛乳から離れてしまったために、あまりお腹との相性が良くないような気がしていました。

 これからは少し心を改めて、北海道牛乳の消費拡大に貢献するとしましょうか。 
 ではまずは子供のミルキーを奪うところから…。 
コメント (3)
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