北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

父の二つ目のデイサービスはミスマッチだったようです

2024-10-04 21:54:49 | 介護の世界

 

 今日は父が二つ目のデイサービス施設を体験利用した日でした。 

 今度の施設は一軒家を改造したくらいの小規模なデイサービス施設ですが、割とショートステイで宿泊がしやすいとのこと。

 ケアマネさんからは「お母様に何かあったときにお父様が宿泊サービスを受けたい、ということであればこちらを利用するのも一つの手だと思います」と提案された施設でした。

 母は「ちょっと狭そうなんだよね」とあまり乗り気ではなかったのですが、「まあ父さんがどう思うかだし、ショートステイ狙いでまあ体験はしておくといいのじゃないの?」と私の方が強く体験する事を勧めたものです。

 
     ◆


 夕方になって母から電話がありました。

「で、父さんはどうだった?」

 すると母はちょっと暗い感じで「なんか『面白くなかった』って言うんだよ。それにお風呂も入ってこなかった」

「ええ? それはよほどのことだね」
「うん、ケアマネさんからそっちに電話がいったかい?」

「あ、充電中で取れなかったかもしれない」
「そう、こっちにケアマネさんから電話が来たんだよ。ケアマネさんも心配で利用状況を見に行ったんだって、そうしたら施設は小さいし、お父さんも『お昼ご飯が少なかった』と言うし、全然楽しそうじゃなかったんだって」

「あらら、そう?」
「後からパンフレットを見たんだけど、なんか女の人向きのプログラムばっかりなんだよ。掃除をしたり体操をしたり料理をしたりするんだけど、それってお父さんは普段しないしさ。 送り迎えをしてくれたのがすごく若くてかわいい女の子だったんだけど、送ってくれた時に『今日はパンを作ったんですよー』って言ってさ。それって全然お父さんには合わないよね」

「そうかー、いやー、じゃあだめだね」
「うん、ケアマネさんも『こちらはよしましょう。前回の方がカラオケもあって楽しそうでしたから』って言うしさ。だから来週契約するけど、お父さんは近くのカラオケのある所で週に2日にしようと思うよ」

 
 父は認知症が進んでいるとはいえ、その瞬間が楽しいか楽しくないかという感情はあるので、さすがに今日の施設では全く楽しめなかったようです。

 でもそれも使ってみて初めて分かったこと。

 提案したケアマネさん自身も「こちらはまだ新しい施設なので私もあまりよく分かっていなくてすみません」と恐縮していました。

 一言で「デイサービス施設」と言っても、数はあるしそれぞれに推しのポイントや得手不得手もあるのですね。

 やはりより多く質の高い情報を得るためにも、専門家の知恵を大いに借りながら自分に合うものを探してゆくしかないようです。

 マッチングの難しさを知った一週間でもありました。

 来週からは落ち着いた利用でできると良いのですが。

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