北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

省エネと粋

2006-04-17 23:36:39 | Weblog
 夕べはさすがに雪は降らなかったものの、小雨で寒い朝。それでも残雪は日一日と融けて行きます。
 寒くても春は春なのです。

【職場の省エネ】
 職場での省エネ運動がいよいよ活発になってきました。

 この4月から、課で契約しているコーヒーメーカーが省エネタイプになりました。今までのものとどこが違うかというと、今までは落としたコーヒーを温めるのにずっと通電して温度を保っていたのでした。

 それが今月からは魔法瓶のような容器で保温が出来るタイプのものに切り替わったので通電し続けなくても良いということになったのだそうです。

 しかもこれが職場を通じての指導の結果ということで、省電力への新たな決意です。

 最近ではエレベーターホールの蛍光灯が照度を落として暗くなっています。必ずしも普段は明るい必要のないところは暗くたって良いのです。これもまた省電力です。

 そしていよいよ今日からは、冷たい水が飲める冷水器とトイレでのジェットタオルが使用禁止となりました。なるほど、ここまでやるとはいよいよ相当に本気であるという強い意志が感じられます。

 我々もむやみに文句を言うよりは、そういう強い意志を感じ取って率先して省エネに努めたいものです。

 それにしても、冷水器なども過剰サービスのような気がしていましたし、なによりもジェットタオルは私は大嫌いでしたので、よくやったという思いがします。

 たかが濡れた手を乾かすのになぜハンカチを持たずにエネルギーを使わなければならないのか、そのことが便利な生活である一方でブーブーと大きな音をたてるどこか品のないことなのではないか、という感じがしていましたので私はジェットタオルを使わずにいたのです。

 エネルギーを使うことがどこか品が無くて、エネルギーを無駄に使わないことが品のあることだ、という価値観が生まれるでしょうか。エネルギーを使わずに上手に日常を生きていたのが日本人の知恵であったように思われ、改めて「品格」という言葉の他にも「立ち居振る舞い」や「所作」、「粋」などという判断の基準があったのだな、と思うのです。

 それらを見せてくれる大人の存在は極めて大事なことです。そんな大人になりたいものです。

 
コメント
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