久しぶりに実家に赴いて、両親と話をしてきました。
榛村さんの突然の訃報に接して、あと何回、老親と会えるかなと考えたのも一つです。
実家は一戸建てが多い郊外住宅地ですが、最近は高齢化が進み、一人また一人と地域の知り合いが無くなっているとのこと。
なかでも、知り合いの一人は屋根の雪下ろしをしていて、そこから落下して無くなってしまったのだそう。
「危ないからよしなさい、と言っていたのに、聞かずに屋根に上って事故にあったらしいよ。歳を取ると頑固になるのかね」
男はいくら歳を取っても、昔と同じように体が動くと思うような気がします。自分を客観的に眺めないといけませんね。
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帰りしなに仏壇に手を合わせて挨拶をする際に、本来は右側の「鈴(りん)」を鳴らすところを、何気なく真ん中にある香炉を叩いてしまいました。
「ありゃ、ならない」とずっこけたところを、妻に大笑いされて汗顔の至り。
すこしボケてきたかな。自分を客観的に眺めましょう。
明日は榛村さんのお通夜に、掛川へ行ってきます。寂しい旅です。