【北海道新聞4月15日付記事より】
政府が花粉症対策に本腰を入れてくださるそうです。
一部報道によると、花粉症対策のために関係閣僚会議が開催されるのだそうですが、実はそれは首相が既存の事務レベル会議を『閣僚会議と言い間違えた』ことによって新たに立ち上げられたものなんだとか。
とんだ「瓢箪から駒」ですが、花粉症悩む人たちには朗報です。
関係閣僚会議は議長が松野博一官房長官で、農相や環境相、厚生労働相などら7閣僚で構成され、「さまざまな対策を効果的に組み合わせ」られるとのことです。
医療、環境、暮らし方など様々な方面からの対策を立案して実行に移していただきたいものです。
ところで、本日4月15日の北海道新聞にもその手の記事が出ていましたが、気になるのはその内容が「スギ花粉に特化している」としか読めないこと。
北海道の地方紙である北海道新聞としては、本州の記者が書いた記事をそのまま掲載するのではなく、「北海道にはスギは少なく、シラカバ花粉症の方が問題で、ぜひそれも議論の対象にしてもらいたい」くらいのことを書いてほしいところです。
しかしながら、スギは植樹によって増えた人為的な要素が大きいことと同時にスギは建材としての経済を生む要素であるのに対して、シラカバとなるとどこにでも勝手に生えてきてしかも木材の経済的な価値はスギに比べると大きくはありません。
シラカバ(実はハンノキも)は北海道における「先駆的植物」の代表的な樹木で、一たび山火事などで裸地が発生すると草と競争しながら生えてくる成長の早い木です。
北海道からシラカバを少なくする手立ては全く考えられないので、どうしても医療面や花粉から逃れる暮らし方のようなことが中心にならざるを得ないでしょう。
そのあたりの北海道らしい記事を掲載して、北海道の立ち位置を明らかにしてほしかったものです。
国会議員の皆さんや関係省庁の皆さんにはぜひ花粉症はスギだけではないぞ、シラカバなども影響は大きくて、北海道にも日本国民はいるぞ、ということを改めてご認識いただきたい限りです。
そろそろシラカバ花粉症が舞い始めた北海道です。
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