転勤族にとって一番便利な金融機関は郵便局です。
全国のどんな田舎に行っても、まずキャッシュコーナーがあるし、その数が多いことと、手数料などもほとんどかからないことがとてもありがたいのであります。
貯金は通帳やキャッシュカードで下すのですが、先日、このキャッシュカードを機械が読み取れない、と言う事態が発生しました。
郵便局へ行って「機械で貯金を下ろせなくなりました」と言うと、調べてくれて、原因はカードが割れたことによってデータの読み書きができなくなったことだとわかりました。
そのカードが割れた原因と言うのは、カードを財布に入れていて、その財布をお尻のポケットに長く入れ続けたことでした。
割れてしまったことは仕方がないので、「新しいカードを作っていただけますか」と言うと、「通帳と印鑑と本人の証明と、あとは料金が1,030円かかります」とのこと。
「え?お金がかかるんですか?それも1,030円とは結構なお値段ですね」
「申し訳ありません」
係の方のせいではありませんが、郵政民営化のためか、こういうことに対する料金が高くなったような気がします。
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翌日職場の女性たちを相手にして、「郵貯カードが使えなくなったので交換しようとしたら1030円もかかると言われちゃっんですよ」と言うと、「それ、知ってます。うちも同じことがありました」と、同じ目にあった様子。
「どうしたの?お金を払って新しいカードを作った?」
「いえ、馬鹿馬鹿しいから、新しい口座を作りました」
「えーー?それなら無料というわけ?へー、それは気が付かなかったなあ」
「専務もそうしたらよかったのに」
「…うーん、でもその口座は給与振り込みとか様々な公共料金の引き落とし先になっているからなあ。その手続き変更の手間を考えると、割に合わないかな。小遣いのやりくりだけの口座だったら、そうするかもしれないけどね。でも何かの時に覚えておこうっと」
カード交換なら有料だけれど、新しい口座だったらカードはタダなのでしたか。
そこでゆうちょ銀行のホームページを探してみたところ、確かに、「ICカードの新規発行は無料で承ります」とあり、同時に「ICカードの紛失等による再発行には手数料(1,030・消費税込み)が必要です」とありました。
ちょっと釈然としないところがありますが、そういうルールなのだそうです。
でも今や郵便貯金も、ネットに対応していますし、他の金融機関への振り込みもネットでできるのでとても便利に使っています。
いろいろあっても、郵便局は転勤族の味方であることに変わりはありません。
がんばってほしいものです。