
図書館でAERAのバックナンバーを眺めていたら、目次に
カサンドラ妻「二人なのに一人」の絶望
アスペルガー夫の「共感性欠如」に心が折れる
(AERA 2019.12.23 Vol.32 No.52 P.28)
女性なら、かなりの確立で(?)何となく察しがつく言葉の群れですが、
多くの男性たちには「初めての概念」または、理解不能の内容のようです。
カサンドラというのは、ギリシャ神話に登場するトロイアの王女で、
トロイアの木馬をイリオス市民が市内に運び込もうとしたとき、
これらが破滅につながることを予言して抗議したが、誰も信じなかったそうな。
アポロンの恋人になり、予言能力を授かったのが彼女の不幸の始まりで、
アポロンとの破局や、色々不吉な将来が見えてしまい、
それを口にしても、誰にも信じてもらえず、不幸な最期をとげる。
その、「内実を理解して貰えない、苦しい立場」がカサンドラ症候群だそうな。
AERAによると、
特定の相手との「関係性」によって起こる二次障害であり、
精神障害の概念ではないとして、国際的な診断・統計マニュアルなどでは
正式な病名としての記載はない
記事に登場する「アスペルガー(自閉症スペクトラムの一種)夫」たちは、
妻が何らかの原因で苦しんでいても、自分の趣味や仕事に没頭し、
何の共感もせず、妻を物理的以上に、精神的に追い詰めるようです。
あった、あった~~、若い頃!
比較的、家事もやり、人間的に丸い我が夫でさえ、こういった現象があり、
<我慢しないタイプ>の私は戦闘意識満々で戦ったものです。
時は流れ、、、、
現在は夫の理科系思考と、私の芸術系思考で
お互いの人生を補い合う「友達夫婦」です。
何故なら、残り少ない時間(といっても後30年?)を
争いごとや不毛の応酬に費やしたくないから。