自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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「海をあげる」  上間陽子・著   2020/10

2022-04-03 05:06:13 | 推薦図書


本屋大賞2021ノンフィクション本大賞 大賞作品だそうです。
   (新刊書の書店<含:オンライン書店>で働く書店員の
    投票で決定するもの。 過去一年の間、書店員自身が
    自分で読んで「面白かった」、「お客様にも薦めたい」、
   「自分の店で売りたい」と思った本を選び投票)

あんまりノンフィクションとか小説は読まない私ですが、
「書店の店員さんが推す」という内容に惹かれて取り寄せました。

まずはネットの解説コメントを紹介します。
   「海が赤くにごった日から、私は言葉を失った」
   おびやかされる、沖縄での美しく優しい生活。
    幼い娘を抱えながら、理不尽な暴力に直面して
   なおその目の光を失わない。

   ベストセラー『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』から3年、
   身体に残った言葉を聞きとるようにして書かれた記録。

   痛みを抱えて生きるとは、こういうことなのか。言葉に
   表せない苦しみ
を聞きとるには、こんなにも力がいるのか。

私も、読み終えた今、感じるのは同じこと。
どうにも消せない悲しみ・癒えることのない傷と共に生きる人々、
解消されるべき対象は分かっているのに、進行する欺瞞・・・・・

生きていくことは、全ての人々にとってのチャレンジではあるけれど、
あまりにも理不尽な現実があり、甘んじなければいけないことと
戦い続けなければならない問題の山積に胸が痛みます。
コメント
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