自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

「海をあげる」  2  取りにいく存在 

2022-04-04 06:13:55 | 生き方


実を言うと、この本は重い話題が満載です。
が、著者の「子供への愛や想い」は大きく、
未来への夢が託されています。

p.154 (卒園式で、担任の先生から名前を呼ばれて、
   卒業証書を受け取るため、壇上にあがり、)

   片手でさっと取り、手にした証書を高く揚げたまま
   もう一度ひとりで保護者たちの前を歩いていく。

   子どもは誰かになにかを「授けられる」存在ではなく、
   自分でなにかを「取りにいく」存在なのだと私は思う。

   (中略)大人たちみんなでそれを見守って、
   羽ばたくときを待つのだと思いながら、子どもたちを
   眺めていた。
   
確かに、「自分がやりたいことを見つけて、取りに行く」、
それが理想の人生でしょう。でも、「基地の街・沖縄」に
生まれたがゆえに、歪められてしまう人生胃も多いようです。

幼くして殺されてしまった少女の存在や、家族からの暴力・
性的虐待で歪められてしまった若者たちの苦悩を思うと、
辛い気持ちが溢れてくる、そういった本でした。
コメント
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