表題の「片足スクワット」なんて、別に出来なくたってイイんじゃん?
と思いますよね。でも、これが出来ないということは、
p.96 両足で着地すべきところでバランスをくずしやすい
切り返しの動きをするときに足を捻ったり、膝を痛めやすい
一般の人の場合、脚力が足りずに片足スクワットができない場合が
多いので、まず「両足スクワットができるかどうか」「片足で
ちゃんと立てるかどうか」を確かめましょう
となるわけです。
p.100 それぞれがしっかりとできるのであれば、次の段階として
片足スクワットができるようにする、という順序がいいでしょう。
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うまくスクワットができない場合、どういう問題があるか?
①もともとX脚である場合、内股になってしまう
(→内股にならないよう、開脚でスクワットを繰り返す)
②足首をうまく動かせない
ふくらはぎの筋肉が硬かったり、前脛骨筋が使えていない人は
つま先を上げて立つ「カカト立ち」が出来なくなっているかも。
この対策として、立ったまま、あるいは座った状態でつま先を
10~20回上げ下げして刺激するとよい
p.104 またカカトに近い部分だけを接地させて歩く「カカト歩き」を
するだけでも、前脛骨筋を強化できます。
バランスが取れず、どうしても体が傾いてしまうのであれば、
中殿筋というお尻の筋肉がしっかりと働いていないかも
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支える側の脚ではなく、上げる側の脚に問題があるとすれば、
腰椎と大腿骨を結ぶ腸腰筋か、大腿直筋が使えていない可能性も。
これを代償動作で補う癖がつくと、疲れの原因になってしまう
p.106 股関節を使う意識がない、土踏まずや骨盤に問題があることも。
というわけで、生徒さん全員が「片足スクワット」を出来る必要は
ありません。でも、体の硬さや痛さの原因を探る場合は、こうやって
色々な動作テストを行い、細かく分析することが早道で、大事なようです。