著者があげる逆説的なメリットの一つとして
介護施設なら「気楽」という言葉がある。
p.76 家族に迷惑をかけるくらいなら、施設に入居した方が
気楽であるという一面はある。特にオムツ交換などは、
身内にしてもらうよりはまったくの他人の方がよほど
気楽だろう。
しかし、家族にとっての大きなデメリットもあるのである。
以下は、介護施設に入らない場合のメリットですが、
p.77 わかりやすいメリットのひとつはお金の面だ。
以下のルールの範囲内であれば、介護施設に入らないことが
メリットとして大きくなる。
そのルールは2つ。
①介護のために家族が仕事を辞めることは絶対に避ける
②介護のための同居は避ける。
全部は書き写せないので、是非本書を購入してお読みください。
とにかく頭と心を最大限に動かして、介護保険を賢く利用すれば、
自宅での生活を継続させることが可能だそうです。
私たちは多額の介護保険を払っているのですから、上手に利用して
好きな場所(終の棲家)で満足のいく逝き方をしたいものです。
この項での参考文献は
「もし明日、親が倒れても仕事を辞めずにすむ方法」川内潤(ポプラ社)