昨日はラジオ体操の友人が生姜蒸しの実演をやってくれました。
彼は「ラジオ体操仲間が膝痛で苦しんでいる」という情報を聞き、
「生姜蒸しをしたら、楽になると思うよ」と、買って出たそうです。
これって、準備や材料が必要なので、簡単じゃないのです。
ものすごい友情とボランティア精神が必要です。
膝痛氏の家に数人が集まり、見学と体験は衝撃。
巨大な鍋にたくさんの湯を沸かし、無農薬の生姜の粉を溶かし、
30枚以上のタオルを投入してしっかり染み込ませます。
次にその熱々タオルをしっかり絞るのがまた力仕事。
(熱湯ですから、厚手のゴム手袋の下に軍手をはめて)
その熱々を発泡スチロールの大箱に収納して準備完了。
かと思いきや、手当が始まってからも、保温シートや大量の
バスタオルが必要で、次々と繰り出さねばなりません。
受け手が気持ちよく過ごせるよう、気を配りながら優しく声をかけ、
全身に生姜が香り立つタオルとバスタオルなどを載せてから30分ほど
休んでいてもらいます。
全身の手当てをしてもらった友人は、直前まで足を引きずって
歩いていたのに、手当後は痛みが引いたようで、スタスタと
歩いていました。
この手当法は、痛みをかかえた本人がやるわけでなく、誰かに
やってもらう方法です。気兼ねしながら、感謝しながら
有難く厚意を受け取れる人間関係が必要です。
これらが上手くいって初めて好循環が生まれるのだわね~と
痛く実感した日曜日の朝でした。