p.52 やせた50、60代の女性はむしろ糖尿病の
発症リスクが高くなるという研究結果が
(中略)もともと日本人は太っている、
やせているといった体型には関係なく
糖尿病になりやすい傾向があり、欧米人に比べて
インスリンの分泌能力が低いことに原因がある
インスリンは血糖をコントロールするのが役割で、
p.53 この分泌や働きが低下すると、細胞がブドウ糖を
取り入れることができず、高血糖の状態になる。
これが糖尿病です。
私たちの体で、ブドウ糖を取り込む最も大きな
場所が筋肉です。やせていて筋肉量が少ないと、
食後に十分な量のブドウ糖を取り込めないために
血糖値が高くなってしまうというわけです。
筋肉は量の減少とともに、もう一つ、「質の低下」という
問題<脂肪筋化>があるそうです。
p.54 皮膚の下につく「皮下脂肪」と、
腹部などの内臓周辺につく「内臓脂肪」の二つが
よく知られている。
最近の研究で、第三の脂肪「異所性脂肪」の存在が
わかった。
(中略)皮下脂肪や内臓脂肪は脂肪組織にたまるもの
だが、異所性脂肪とは、
本来なら脂肪がたまるはずのない、筋肉や肝臓、心臓、
膵臓、血管などの細胞の中にたまります。
(中略)代謝異常を引き起こす可能性がある
筋肉などに異所性脂肪が過剰にたまると、
インスリンの働きを低下させてしまうのです。
これがいわゆる「インスリン抵抗性」という状態。
(中略)インスリンは膵臓からちゃんと分泌されて
いるのに、筋肉や肝臓が血液中のブドウ糖を取り込めない
状態です。そのために血糖値が下がらずに糖尿病に。
p.55 これらの原因と対策を考えると、
①基礎代謝を上げること。
p.56 ②そのために、運動不足を解消すること。
そして、著者が最も効果的!と考えているのが
ダブルスクワット!というわけです。