尾形修一の紫陽花(あじさい)通信

教員免許更新制に反対して2011年3月、都立高教員を退職。教育や政治、映画や本を中心に思うことを発信していきます。

雪の奥日光で骨休め

2014年12月17日 21時27分39秒 | 旅行(日光)
 選挙のことばかり書いてたけど、突然、日光旅行。選挙と全然関係なく、「休暇村日光湯元」から「プチ・リニューアル」割引の案内が来たから、日程をやりくりしたわけ。よく行ってるから前にも書いたように思ったら、「冬の日光旅行」を今年の1月に書いていた。ほとんど同じだけど、写真を載せておきたい。この時期は雪でいろは坂が嫌だから、車じゃなくて電車・バスで行く。日光駅から日光湯元温泉まで、通常は片道1700円、フリーパス3000円のところ、この時期は宿泊者に限りフリーパスがなんと半額になる。それに特典もある。(要事前連絡。)

 朝はゆっくり10時過ぎに出て、東武日光駅に1時過ぎに着き、1時半過ぎのバスに乗る。市内は雪がないが、いろは坂の途中から雪が見え始め、坂を登りきると道も積雪。さっそくフリーパスの特典を利用して、「日光レークサイドホテル」で降りる。湖畔で最初にあるホテルである。ここでフリーパス利用者はコーヒーとチーズケーキの無料サービス。中禅寺湖に向かって、完全に雪景色。夏は男体山が見えたけど、もう全く見えない。チーズケーキは非常に美味しいので、これはお得なサービス。
  
 近くのバス・ターミナルからバスに乗って、戦場ヶ原、光徳を経て湯元温泉へ。外の景色は雪一色。鹿も猿も見ない。バスが終点に着くと、予想通り宿の送迎車が待っているから、ホテルに直行。全く濡れずに宿に入り、のんびりして過ごす。今回は何も予定はなく、スノーシューもやらず、東照宮にも行かない。単に温泉に入って、美味しいものを食べる。それだけの目的である。窓の外は雪。よく判らないだろうけど、木の向こうに、湯ノ湖が見える。冬の方が葉が落ちて景色はよく見える。食事は「栃木シャモのつくね鍋」で、今回割引プランで利用。お酒は天鷹があったが、それに近いという「惣誉」(そうほまれ)を頼んでみる。これはいける。鍋にはうどんがついてるのに、蕎麦もつい食べてしまう。ご飯、お汁、サラダ、デザートだけバイキングになっていて、そこに白飯、山菜ご飯、蕎麦があった。満足。レストランは一番ロケーションが素晴らしいところにある。朝、全景を撮ってみた。夜はロビーの暖炉で「焼きマシュマロ」体験。周りがザラメのようになって、中が綿菓子のような柔らかさ。
  
 お風呂は、いつ行っても色が違う。青、白、透明の時もあったけど、今回は緑っぽかった。かなり硫黄臭があるが、どの宿も源泉掛け流し。名湯だと思う。夕方は無理だが、朝の露天を撮ってみた。雪が降っていて、素晴らしい雪見風呂。風呂へ行く途中で撮った周りの風景も。
    
 朝ものんびり。少し周りを歩こうかと出てみたけど、雪が多くて湖に近づくとびしょ濡れになりそうで諦めた。除雪車があちこちで道を作っている。真ん前がスキー場で、クロスカントリーやスノーシューで出かける人も多いところだが、アウトドア志向が来る時期ではないようで、すぐ帰る高齢客が多いようだった。前の2枚が宿周辺で、最後の写真が湯元温泉バス・ターミナル付近。
  
 昨日より風雪がひどかったけど、いろは坂を下りると全然積もってないし、風も弱い感じ。そこで神橋で降りて、近くの小杉放菴記念日光美術館へ寄った。ここでは12月23日まで、「国立公園絵画展」をやってる。国立公園制度80年で、昔描かれた絵と最近の写真を並べて展示してある。梅原龍三郎、藤島武二、坂本繁二郎、和田三造…といったそうそうたる顔ぶれの絵が集結。対象地域は、日光、瀬戸内海、中部山岳、阿寒、大雪山、阿蘇くじゅう、雲仙、霧島などで、つまり最初に国立公園に指定された地域である。瀬戸内海はかなり変わっているところもあるが、山岳景観はあまり変わってないのだなと写真と見比べて興味深かった。
  
 パスがあるからバスに乗ってもいいんだけど、まあ、少し歩こうかとダラダラと日光駅まで。水曜休みの店が多い。酒饅頭で有名な、文化元年(1804年)創業の湯沢屋に2004年に、カフェ「湯沢屋茶寮」が出来た。車だと停めにくく寄ったことがないので、つい立ち寄り。「水ようかんサンデーと緑茶セット」を頼む。水ようかんに豆乳ソフトである。連れは「水ようかんと緑茶セット」。他に、湯沢屋のあんこと金谷ホテルのパンで作った「日光あんぱん」を売っていた。これが抜群の美味しさで、1個280円は高いと言えば高いけど、お土産にも最適。
  
コメント (1)
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