家には固定資産税というのがかかるけど、門は物凄い立派で豪華でもかからないらしい。ところが物置は粗末でもかかる場合がある。具体的な金額は知らないけど、コンクリートの基礎などで地面と建物を固定し、壁が3方向以上あると固定資産税がかかるそうだ。しかしこの条件を満たさなければどんなに大きくても、といっても庭に置ける程度の大きさだと思うけど、固定資産税の対象外。と、市役所の人は言っていた。
そもそもコンクリートの基礎を作るなんて技術もないけど、去年の暮れ作った物置はその意見を参考にした。地面の上に置いた石の上に載せてあるのだ。だいたいこんな自作の物置に税金ってのもやだけど、何より位置を固定するってのがやだ。で、建てた場所が今一つということで早速1mほど移動することになった。物置は勿論平屋だけど広さは四畳半。今まで自分で作った物では最大だ。そこで丸太を写真のようにかまして転がそうと考えた。丸太を入れる時にはジャッキを使った。
結果的にこれは失敗例となった。押しても引いてもびくともしなかった。そこで色々と試行錯誤をしてる時、進行方向に向かって前方に細目の丸太、後方に太目の丸太ににしたらどうよとヨメが言う。まさかそんな事でと思ったら簡単に動いた。斜面を転がすような感じってわけだ。ちなみに前後の丸太の径が違い過ぎると思った以上に移動しちゃいそう。
引っ越す時にこの物置があれば便利で良かったんだけど、物置を作ると税金取られるよと言われたので作らないでいた。その時、市役所の人に色々と聞いてみれば良かったのだ。もっとも去年の今頃ならこんな物を作る事は出来なかった。もし作ってたら3匹の子豚の木の家みたいに風で簡単に倒れたかもしれないな。