

八ヶ岳、という名前の山は無い。幾つかの山が連なった総称で、南北に長いので南八と北八と区別することもある。標高が高いのは南八で、赤岳(2899m)、阿弥陀岳(2805m)、横岳(2829m)、硫黄岳(2760m)なんてのがある。八ヶ岳登って来たよと言えば大抵この辺りの山のことだ。
その中で家から見えるのが硫黄岳。望遠で撮ると絶壁が見えるけど、う~ん、高圧線がジャマだ。山頂は平らでだだっ広いので霧が出てると迷子になり易い。絶壁は噴火口の跡なんだけど、これが横から見えるのは片側を吹き飛ばしたからだというのを聞いた事がある。家からは25kmくらい離れてるけど、そんな爆発なら噴石が家の方に飛んでくることもありそうだ。

長野県の佐久に来た頃、今まで自分が持っていた季節感がおかしくなった。なんたって4月、入学式が始まっても桜は咲かないし、5月になっても桜が咲いてると思ったら近くに梅も桃も咲いてたりする。咲き始めると何もかも一斉って感じ。
他所のブログを見ていると、ここのところ咲き始めた色々な花の写真が飾られている。それを見ていると、何とまぁ季節感の無いブログだことと思ってしまう。どうやらこの9年の間に佐久の季節感に変りつつあるようだ。
その逆もあるんだろうなぁ。今頃桜の話題もないでしょう、とか。日本列島、東西に細長いけど、普通に人が住んでる場所の標高も0m~1000mと色々。ヨメ実家の標高は800mなんだけど、関東の何処かの山に登った時、自分の家より低いと気付いたそうだ。東京の高尾山の高さは600mくらいだけど、佐久の一番低い地点の標高と同じくらいだ。
標高100mで気温が0.6℃違うなんて言うけれど、季節も違う。今の時期、車を隣の県に向けて走らせてると、水平移動してるというよりは、時間移動してる感じになる。ほんの1時間か2時間の間に冬から春を体験。そして帰り道はその逆。
ロープに首絡まりって、ろくろっ首かよ、と思ったら絡まったのはロープのようだ。記事の見出しとはいえ妙な文章が多いねぇ。こんな文章書いてると政治家の問題発言も記者の聞き間違えかと思われちゃうよ。
記事にはロープで首をつった状態ってあったけど、何してたんだろう。岩登りしててロープを回収する時、何でこうなるのって事がたまに起きる。途中で結ばれちゃって二進も三進も行かなくなったり、兎に角偶然とはいえその場に居ない人には信じて貰えないような事が起きる。この事故もそんな事があったのかなぁ。