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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私.
日々の出来事、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

秋の大和路~~①

2006-11-15 | 旅行記

11月12日(日)、奈良・西ノ京駅に降り立ちました。前夜の低気圧が通り過ぎ、昼頃から晴れては来ましたが、「北風」が吹き始め、ちょっと寒さを感じる日になりました。

近鉄線・西ノ京駅の出口を出ると、右手は「薬師寺」左手は「唐招提寺」への道です。

まずは「薬師寺」へ~~。

薬師寺は、天武天皇が「建立」を願い、持統天皇によって「本尊開眼」、文武天皇の時代に飛鳥の地に完成しました。その後平城遷都に伴い、現地に移されました。

およそ1300年を経ていますが、この間、幾多の災害にあっていますので、建築当時「わが国随一の大伽藍」と称された壮美は失われています。

「金堂」を中心に、「東西両塔」、「講堂」、「回廊」が立ち並び、なかでも「裳階=もこし」を施した金堂や塔のたたずまいの美しさは「龍宮造り」と呼ばれたそうです。

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駅から徒歩2~3分で「北」の門の受付があります。(これは裏になります。車やバスの方たちは「南門」「中門」と正面から入ることができます。入場料金800円)。

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→「大講堂」2006_1114akinotabi0024

伽藍最大の建物で、金堂より大きいのは、当時の通例でした。それは、多くの学僧が集まり経典を学んだ場所だからです。

本尊は「弥勒三尊像」。中には、仏足石や仏足跡歌碑等も置かれています。

「鐘楼」もどっしりとした感じで時代を感じました。

2006_1114akinotabi0052 →国宝の「東院堂」です。

養老年間に建てられた最初のものは焼失、1285年に建て替えられています。奈良時代は土間が通常でしたが、床板を敷き履物を脱いで上がるようになっています。

「禅」の影響があったようです。

中には、これも「国宝」の「聖観音菩薩像=しょうかんのんぼさつぞう」が安置されております。美しい指の動きや直立不動の姿勢に、気品を感じる像です。

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←「南門」「中門」

おなじみの「雷神・風神」を持つ門です。

→「金堂」

二重二閣、五間四面、瓦葺きの建物で各層に裳階(もこし)をつけた美しい堂です。「堂内の荘厳は美をつくし、燈火がなくても金色に光輝く」と伝えられているとか・・・。2006_1114akinotabi0065

この堂の中で、薬師寺の僧の方が「お説教」をしてくださいます。

中に安置されている「国宝」の「薬師三尊像」の由来から「欲を捨て、あるがままに生きよう」と説かれました。

中心の薬師如来様、右側の日光菩薩様、左側の月光菩薩様、・・・思わず頭を下げずにはいられない荘厳さがありました。

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2006_1114akinotabi0069                   →「東塔=とうとう」

←「西塔=さいとう」

本当は「三重の塔」なのに、、一見、六重の塔に見えるのは各階に「裳階=もこし」をつけているからです。

この裳階は、屋根の重みを支えたり、雨避けの意味もあったようです。

享禄元年に焼失してしまった西塔は、昭和56年に創建当時の当初の「白鳳様式」の華麗なものに復興されました。

一見、東塔の方が「昔のまま」なのかと思いましたが、本当はこんなに美しいものであったんですね。

二つの塔を比べると「高さ」は多少違います。再建された西塔が元の高さなのだそうです。

長い年月の地盤沈下で、東塔は少し低くなってしまったとか・・・

それに、屋根のそりも西塔が本物。東塔は長い時代の風雪に耐え今の姿になっているのです。

新・旧の塔の対比の美しさ・・・

「行く秋の 大和の国の 薬師寺の 塔の上なる 一片の雲」

と「佐々木信綱」氏が詠まれた光景が目の前にある・・・不思議な雰囲気の秋の日でした。

2006_1114akinotabi0037 →「回廊」、

鮮やかな朱色と緑のコントラストに、白鳳伽藍当時の華やかさを再現しています。

まだ全体は出来上がっていませんが、いずれは大講堂まで繋がるようです。

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玄奘三蔵院伽藍(げんじょうさんぞういんがらん)

大唐西域壁画殿(だいとうさいいきへきがでん)

この玄奘塔は、玄奘三蔵の骨の安置しお祀りしてあります。

平山郁夫画伯が30年の歳月をかけて完成された「壁画」が「絵身舎利=えしんしゃり」としてお祀りされている壁画殿は、春・秋に一般公開されます。

私が訪れた日は、ちょうど公開日にあたりラッキー~~♪

「ヒマラヤ」を中心に、午前、午後の山々と人々の風景が描かれた壮大なものです。

薬師寺のご住職とのお約束で、平山画伯が描いたこの壁画を、見ることなく亡くなられたご住職のために、絵の一部に「仏様」となったご住職が書かれています。

この壁画に魂が入れられたのは2001年の12月31日。。。と聞いたような気がします。


秋の旅~~♪

2006-11-15 | インポート
「関西方面」への小さな旅へ行ってきました。

一日目の行きの新幹線に乗っているとき、三日目の帰りの新幹線に乗っているとき、
「かなり激しい雨」が降っていました!
でも、それ以外は「秋晴れ」~~♪
まさに「晴れ女」のharusanの面目躍如です(笑)。

奈良・西の京の「薬師寺」「唐招提寺」は、思っていた以上に人が少なくて、静かな散策ができました。

神戸では、真っ青な空の下を気持ちよく歩きました。
異人館界隈の風景も良かったのですが、あの「震災」で壊れた岸壁が残された港の風景・・・大変な思いをされたであろう神戸の人々を思い声がでませんでした・・・。

新婚時代を過ごした大阪・堺の町を訪れてきましたが・・・「変わってました!」
思い出が全部なくなってしまったような気がして・・・行かないほうが良かったかなぁ・・・って、思ってしまいました(苦笑)。


結婚記念日と私のお誕生日と、両方のお祝いを兼ねての「秋の旅」。
思い出がまた一つ増えました~~♪
今年は、これが最後の旅です(笑)。

(旅日記はBlog=loveで、少しづつUPします)。

お誕生日プレゼント~~♪

2006-11-15 | 日記・エッセイ・コラム

11月14日は「私のお誕生日」~~♪

「もう誕生日を喜ぶ年でもないだろう?」と、主人には言われていますが・・・(苦笑)

でも、お祝いのメッセージを頂くと「覚えていて下さったんだわ」と嬉しくなるし、「プレゼント」が届くと「きゃぁ~~~~心にかけていてくれたのね~~」って、感謝の気持で「幸せいっぱい」になります。

2006_1114akinotabi0449 主人も息子達も妹も甥も姪も、いつも何かの形でお祝いの気持を伝えてくれますが、今年は、思いがけず「大好きな友人」からもプレゼントが贈られてきました~~♪

← シックな赤を基本としたフラワーアレンジメントです~~♪

彼女は、今「病の身」・・・自分のことで大変なのに、私のお誕生日を覚えていてくれたんです。 ありがとう~~♪

そんな彼女の気持に感謝・感謝です。

「神様・・・一日も早く、Kさんに健康を取り戻してあげてください!」

私にできることは、こんなお願いを神様にするだけです。

いつか、またkさんとあってハグできる日を楽しみにしている私です。