午後は予定が入っていたので、午前中にウォーキング。
少し風があり冷たかったのですが晴天~~♪
身体を動かしたら汗ばむほどでした。
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いつものコースですが、少し短め~「中川美術館」で折り返しました。
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この美術館は町立です。
この町にアトリエを構え(我が家の近くでした)、文化勲章も授章された故中川一政画伯から、多くの作品が町にご寄贈されたことから、平成元年3月に開館しました。
真鶴半島自然公園の樹林に囲まれた静かな環境の中に建っています。
中は5つの展示室と茶室があって、すばらしい雰囲気のある美術館です。
平成2年に「第15回吉田五十八賞」(建築設計)、平成10年には「公共建築百選」(旧建設省)に選ばれています。
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中川画伯の作品は、とても幅広く「油彩のみならず水墨岩彩、書、陶芸、挿画原画、本の装丁」等があり、の数の作品がたくさん寄贈されています。
その時々の学芸員さんの努力で、様々な企画展が行われてきましたが・・・残念ながら来場者数は少ない・・・。
「中川画伯の作品のみしか展示できない」という「しばり」があるのです!
(開館時の約束覚書みたいなものがあるんだとか・・・)
最初はそれも良かったかもしれませんが、今は町の財政が苦しい時・・・、毎年の大きな赤字はとても負担になっています(( ;∀;))
「今の時代の変化や流れに合わせて、様々な工夫をしながらの美術館運営をできないだろうか」~と、数年前から多くの町民が声をあげています。
ようやく、現在の町長になって動きが出てきました!
昨年末には、画伯のご遺族の方たちにお会いし、美術館の現状や運営方針についてのご説明、ご理解を求めるお話をしてきて下さったとか!
(財政が苦しいので、寄贈頂いた作品の多くの手入れもままならにみたいですし、30年を経過した建物も傷んできています)
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どういう結論になるのかわかりませんが、小さな町にとって価値ある文化的な建物の一つですから、長く存続させて欲しいと願っています。
「一日も早く、新しい運営方針が出され、もっともっと魅力ある美術館になりますように!」と、思いながらの散歩でした。