「Dear KAZU 僕を育てた55通の手紙」 三浦 知良 著
サッカーファンなら誰でも知っている「キング・カズ」こと「三浦 知良 選手」~~♪
44歳になる今も、横浜FCで「現役」としてプレーする、いわば「超人」ともいえる選手です~~♪
そのカズに、2003年から今日までに「世界中の友人」から届いた55通の手紙・・・、彼らがいかにカズをリスペクトし応援しているかが分かる手紙が収録されている本を、サッカーフリークの愚息から借りて読みました。
→表紙の写真のカズ~~かっこいいですね~~♪
高校を中退してブラジルへ渡りプロ契約をした時代から始まり、
帰国後、Jリーグ元年にはヴェルディ川崎を優勝に導き、MVPを獲得した黄金時代、
94年イタリア・ジェノアに移籍、
クロアチア・ザグレブでの挑戦・・・・・・。
この間に、友情を深めた人たちが、カズへの想いを書いてくれているのです。
この手紙を読むと、「カズが常に誰かに支えられ、育てられてきたのだ」ということが良く分かります。
キング・カズが、その友人達との友情と教えにいかに感謝して、それを人生にきちんと生かしている様子はさすが~~。
最後には、ふたりの息子からの手紙が収録されていますが、その手紙に答える文章は、「父・三浦知良」の顔も見て取れて微笑ましい~~♪
彼は、こどもたちに、
「特別なものになる必要なない。大事なことは一生懸命に頑張ることなんだと思う価値観を身につけて欲しい。人間の痛みが分かる優しさを持った人間になってほしい」
と、話しています。
55通の手紙の中で、友人達が口をそろえて言っていることは、
「カズは、プロ意識を持ち続け、身体の管理を怠らず、モチベーションを維持している」
「尊大にならず、周囲の人たちへの思いやり、気配りがすごい」
こんな風に書いています!
「誰よりも早く練習を始め、誰よりも遅くまで練習しているカズさんの姿に刺激を受けました。
尊敬しています」とも書かれています!
55通の手紙の送り手もすごい!
夢と希望を持って渡ったブラジルからは、
「ペレ、ドゥンガ、セルジーニョ・シュラッパ、ビスマルク、ジーコ、呂比須ワグナー、ベゼーハ」。
挑戦の地ヨーロッパからは、
「ロベルト・バッジョ、フランコ・バレージ、ルート・グーリット、ストイコビッチ、ゴラン・ユーリッチ、トマス・スクラビー、ニコラ・カリコラ、プロシネチキ、ジョン・ファントシップ、マルコ・シモーネ」
監督からは、
「ぺぺ、横山謙三、加茂周、ハンス・オフト、ジュゼッペ・マルキオーロ、ネルシーニョ、フィリップ・トリシエ」
仲間からは、
「北澤豪、都並敏史、テェ・ヨンイル、ホン・ミョンボ、ドワイト・ヨーク、森下源基、エムボマ、岩崎朗子」
後輩から、
「川口能活、柳沢敦、中村駿輔、松井大輔、香川真司、パク・カンジョ、パク・チソン」
サッカー好きな人なら「夢の世界の人」と言えるすごい人たちの温かい言葉で綴られた手紙~~♪
ただただ、すごい~~~!!(笑)。
その他、恩師や友人、家族からの手紙が収録されています。
それらの手紙を読んだカズが、その人たちとの思い出を語り、返信するという形の内容の本です。
カズの人柄、サッカーへの真摯な思いがとてもよく分かる本でもあります~~♪