ニコラス・ケイジ主演の映画「ワールド・トレード・センター」を観てきました・・・あの9・11事件から、もう5年が過ぎています。
貿易センタービルで働いていた人ばかりでなく、救出に向かった、消防士・警察官・海兵隊員・レスキュー隊員、ボランティアの人たち・・・多くの犠牲者が出ましたが、この映画は、奇跡的に生還した二人の警察官の実話です。
彼らが瓦礫の中で「生」へ向ける力と、それを支えた「家族の愛」に焦点を当てた映画です。
2001年9月11日、いつものように、港湾局に出勤した警察官のジョン・マクローリン(ニコラス・ケイジ)は、日常の勤務につく。
午前8時40分過ぎ、マンハッタンのツインビルに飛行機が激突するという一報が・・・。
ジョンは’93年にワールド・トレード・センター爆破事件の時も救助活動の経験があったため、今回も部下を連れて現場に急行した。
その惨状に驚きながらも、一人でも多くの人を救出したいと、ビルの中へ入ったジョン・・・
が、突然、大音響とともにビルは崩壊・・・彼らは瓦礫の中に埋まった。
仲間の一人・トムは瀕死の重傷をおい、あまりの苦痛に、自由になる手で拳銃をうち自らの命を絶つ。
瓦
礫の中に見える一筋の光をたよりに、ジョンとともに頑張るウィル(マイケル・ペーニア)は、身重の妻を思い出す。
生まれる子は「女の子」・・・二人で別々の名前を考えていて、決まっていなかった・・・彼女の希望の名前でいいよ・・・
こんなことを考えながら「生きて家に帰ろう!」と頑張るのです。
ジョンも妻や子どものことを考え、幸せな家庭を思い出している・・・
ジョンもウィルも、お互いに動かぬ身体と痛みに耐えながら「声を掛け合い」「励まし合い」、生への執念をみせるのです。
そんなとき、一人の海兵隊員が現れた。
この救助活動こそが「自分の使命」と信じて現場に来た彼の耳にした「金属音」・・・
ウィルが動く手で、近くのパイプをぶつけて必死に救助を求める「サイン」だったのです。
ジョンとウィルの妻たち→
生死も分からない夫のことを思うと気も狂わんばかり・・・
それを支えるのは子ども達・・・ジョンの次男が「パパを救助に行く」と言い張る気持や、ウィルの幼い子どもが見せるあどけない笑顔・・・そんな姿にさせられて、夫を待つ妻達。
どんなに心細くつらかったことでしょう・・・。
救出された二人、彼らを助け出すために二次災害をも恐れずに向かった海兵隊員、看護士、消防士たち・・・多くの人の「勇気」が、明るいニュースを生んだのです。
この映画には、実際に救出にあたった方々もエキストラとして出ているとか・・・
「再現」することがつらかったでしょうね。
「家族の愛」が「生きるための力」になっていることを、強く感じた映画でもありました。
ニコラス・ケイジ・・・大好きです~~♪
とくに「シティ・オブ・エンゼル」の時の「メグ・ライアン」との共演、最高でした! あの時の照れたような笑顔~~~いつも私のハートの中にあります(笑)。