「神秘の湧水・忍野八海」
その昔、自然豊かな忍野盆地に旧忍野湖がよこたわっていました。やがて湖は富士山噴火活動期を経て、徐々に富士裾野と御坂山系との狭間を水蝕、掘削排水され、長い期間の後、ついに湖は涸れました。しかし、富士山の伏流水に水源を発する湧水池がいくつか残りました。その代表的な湧水池が忍野八海です。
・・・と、忍野観光案内に書かれている「忍野八海」を訪ねました。
「八つの池全部が、こんこんと湧き出すきれいな水に、富士山を映し出し、周囲に広がる田園の中にたたずむ」
・・と勝手に想像していましたが・・・(苦笑)、ちょっと違いました。
平日にもかかわらず、観光バスでたくさんの人が訪れ、歩く道沿いは、すべて地元の人たちの「お土産物さん」でした(笑)。
(一番大きくてきれいな池の周辺だけですが・・・。その他の池は、小さくてひっそりとしています)。
←「湧池」
ここが一番大きくてきれいな池です。ここから眺める富士山はとってもきれいです~~♪
「木花咲耶姫」の伝説があるそうです←看板に書いてありましたが・・・忘れました(笑)
→とっても大きくてきれいな池があり、全国名水百選に選ばれた水が飲める場所とかもありましたが・・・
どうも個人に敷地内のようで、お土産物屋さんの中を通り抜けないと行かれないようになっていました(笑)。
もちろん「これ食べてみて~」「「○○はいかがですか?」「おいしいですよ」の声の攻撃はすごかったです~~~(苦笑)。
何も買わずにひたすら「池」だけを見て帰ってきました~~(爆笑)。
←「菖蒲池」
細長い形の池です。昔は、たくさんの菖蒲があってその香りが周囲に立ち込めていたち言われているようです。
ここはひっそり・・・訪れる人もまばらでした。看板がなけらば分からないくらい「ただの水溜り」みたいですから(苦笑)。
→「濁池」
川と繋がっていますので、言われないと「八海」の一つとは分かりませんでした。
昔、みすぼらしい行者が一杯の水を求めたが断られ、池の水を濁らした。。という言い伝えがあるそうです。
←濁池から繋がる川沿い・・・とってものんびりして気持が良かったです。ここを歩いて行くと「お釜池」に出ました。
釜の中で熱湯が沸騰するように水が湧出することから名づけられてそうですが、今はほんの少ししか湧いていませんので、その勢いは見られません。一番小さい池ですが、深さは7mもあります。
この他、お釜池と地底で繋がっていると思われる「底抜池」は、有料の施設の中にありましたので、入りませんでした(笑)。
「銚子池」・・・まったく水がなく工事中でした(笑)。
→「鏡池」
池の水は濁っていますが、風のないときに「富士山」が映るのでこの名がつけられました。
事の善悪を見分ける伝説が残るそうですが・・・。
「出口池」
忍草地域の出口に位置するのでこう呼びます。
他の七つとは場所が遠く離れているので、今回は行きませんでした。
面積は八海最大だそうです。東南側の溶岩の隙間から、きれいな水が出て、自然の豊かさが残る池だそうです。
そうそう、このきれいな水を使った「忍野そば」~~~おいしかったですよ。