夫は、ここ1年程で「足の筋力の衰え」がかなり・・・(( ;∀;))。
特に坂道や階段は、「肺気腫」による息苦しさもあって「勘弁して・・・」という感じです。
ですから、今回の旅は平らな場所をゆっくり~というスケジュールです(苦笑)
昼食のあとは「飯盛山」へ。
駅から徒歩で30分程らしいのですが、夫は絶対に無理!
「タクシ一にしようかしら・・・」と思っていたら、ちょうど、ゆるキャラの「あかべぇ」という可愛い名前がついた周遊バスがあったので、そちらを利用しました。
(写真は会津バスさんのHPより拝借)
観光案内所で頂いた地図をみると、「飯森山は古墳であり神社仏閣の境内です。正真正銘の霊山です」と書かれていて、「正式参拝ルート」の表示もあります。
が・・・、なだらかな坂道が続きます。ご年配者や足腰が不自由な方は「動く歩道スロープコンベア」が便利ですとも書かれていたので・・・、夫のためにそちらを利用しました。
(写真右側がスロープ、私は、この階段(190段位らしいのですが)を歩いて上ってみたかった=笑)
スロープコンベアの入り口~、かなりの勾配です!
わぁっ~、しっかり踏ん張らないと後ろに倒れそう! (苦笑)
左側の階段を上がっている方たちが何人もいましたが、途中で暑くなって上着を脱いだり、一休みしたりしていました(笑)
長いスロープを降りても、そこが即境内ではありません(苦笑)
少しですが(30段くらいかな)、階段があります!
夫は、これくらいでもふぅっ・・・らしいです((-_-;))
↓左手奥に白虎隊のお墓がある場所です。
ここには、「ドイツ記念碑」「イタリア記念碑」「白虎隊観音」「白虎隊碑」「少年武士慰霊碑」「会津藩殉難烈婦の碑」「三十一士の墓碑」とか、慰霊のための様々な碑があります。
私は、白虎隊のお墓参りの前に彼らの「自刃の地」である場所を訪れたいと思い夫に話したら・・・「行っておいで。僕はここで待っているよ」と、境内のベンチに座ってしまいました(笑)
私は一人で境内右手の階段を下ってみました~。
飯盛山に落ち延びた少年たちは、山の中腹で「城を覆い隠す黒煙」を見て、「戻って生恥をさらすよりは・・・」と、潔く死を選んだという場所です。
慰霊の碑の他に、手を額にかざしながら「遠く鶴ヶ城の方を眺める姿」の像もあります。
鶴ヶ城は、↓の写真で青い〇で囲んだところです。茶色のビルの左に天守閣が小さくみえますよね?
14歳から17歳という彼らの思い・・・どんなだったんだろう・・・と、しばし合掌・・・。
境内に戻ってから、夫と「白虎隊」のお墓参りをしました。
19名のお墓がありますが、全部がいっしょに同じ場所で亡くなったのではなく、いろいろの理由や出来事があったようですが、ここでは省略(苦笑)
でも、結果としてこうして、全員が一緒の場所に眠り、今なお多くの人たちに手を合わせてもらえることの幸せを、天国から感謝していることでしょうね。
ということで、気になっていた友人のHさんとの約束をようやく果たすことができて、ほっ~。
この後は少し下った場所にある、これも私の念願だった「さざえ堂」です!
なんだか、古くて壊れてしまいそうなお堂・・・。(国の重要文化財です)
「不思議な二重構造のらせん階段」を体験できるというので楽しみに行きました。 夫は、ここもパス(苦笑) お堂の前のベンチで座って待っていてくれました。
1796年に建立されたそうです。
高さは16.5mで、六角三層で独特のスロープに沿って「西国三十三観音」が配置されていて参拝者はこのお堂をお参りすることで三十三観音参りをすることができたとか~。
上りと下りが全く別の通路になっている一方通行での構造ですので、たくさんの参拝者がいてもすれ違うことなく、安全にお参りできるという世界でも珍しい建築様式が採用されています。
一段一段は、幅がせまく歩きにくい(苦笑)足を横にするような感じで歩きますので、恐々の感じの人も多い・・・。(手すりはあります)
上りの階段から、下りの階段へはどんな風に行くのか・・・と、興味津々だった私(笑)。
こうでした~!↓
右手が上り階段、三角の形の階段は、下り階段へ移るものです。
太鼓橋のような形を想像して下さい。ちょっと急で怖いのですが・・・ゆっくり行けば大丈夫(笑)
こうして、下り階段を降りながら下を見下ろしたら~、夫がベンチに座っているのがみえました(笑)
ベンチで待つ夫へ「お待たせ~面白かったわよ~♪」という私。
「それは良かった。harusanが楽しければそれが一番」と、夫~(笑)。
そこからは緑の木立の中を流れるせせらぎの音を聞きながら、ゆっくり~下ってきました。
途中には「厳島神社」という名前の小さな神社もありました。
ここでも合掌。
帰り道は、陽ざしがきつかったので、日陰を選んで5分ほど歩きバス停へ。
あまり待たずにバスが来てラッキ~♪
夫が疲れたみたいなので、今日の観光はここで終わり。ホテルへ直行しました。
夕食は、ホテル内のレストランを予約をしてありましたので、それまで夫はしばし「夕方寝」~(笑)
その夕食のことは、明日の分とまとめて後程UPします。