「黒部ダム」
第三の感動!~~~ダムの放水と虹と湖と山々~~。
秘境黒部渓谷の大自然の中に、なだらかで美しいアーチを描く「黒部ダム」。
高さ186mは日本一。世界でも最高クラスに入るとか。
水煙をあげ、虹をかける「放水」は、毎秒10t以上で、ゴウゴウという音とともに迫力は「満点」!
↓ダム展望台からのぞいた風景です~♪ 観光客が立っている場所は「新展望広場」で、より迫力ある光景を見ることができます。
通称「くろよん」で有名な「黒部ダム/黒部川第四発電所」は、関西電力が社運をかけてのプロジェクトだったそうです。
昭和38年6月に完成した「くろよん」・・・7年の歳月と、当時の金額にして513億円の工費、延べ一千万人もの人手により造られたのです。
この工事で忘れてならないのは「破砕帯」との戦いです。
大量の土砂と地下水に悩まされながらも、あらゆる持てる知識と経験・技術を結集して7ヶ月で突破!
石原裕次郎さん主演の映画「黒部の太陽」をご覧になった方は、その壮絶な戦いの様を思い出されることでしょう。
今、このダムは、エメラルドグリーンの水をいっぱいにした「黒部湖」とともに、アルプスの自然の中に溶け込み美しい景色を見せています。
ところで、ダムにつきものの発電所の建物が見えないのですが・・・と、不思議に思ってパンフレットを見たら、雪崩から守るためと、自然景観への配慮から、下流10kの地下に設置されていますと書かれていました。なるほど~~。
「立山黒部アルペンルート」
長野県・扇沢から、富山県側立山までは、ここでしか体験できない乗り物を乗り継いで行きます~~♪
今回は時間の都合で、扇沢駅から黒部ダム駅までの「関電トンネルトロリーバス」、
黒部ダム湖駅からダムの堤防を歩いて黒部湖駅へ、そこから「ケーブルカー」で黒部平。
の往復をしました。
車はアルペンルートに乗り入れできませんので、長野側から行く時は、ここの駐車場に車を置いて行かねばなりません。
往復でない場合は「車を運んでくれる業者」がいくつかりますので、お願いすると富山側に運んでくれます。反対もOK.
駅前駐車場は有料、ちょこっと歩くと無料の駐車場がありました=笑。
→関電トンネルトロリーバス
扇沢駅から黒部ダム駅までの全長6.1kを結ぶバスです。そのうちの5k以上がトンネル!日本のポールで架線から電気を得て走る無公害バス。
途中で「破砕帯」の表示を見ることもできますし、長野県と富山県の県境も越えます。
トンネルの中は涼しい~~~♪ 夏でも10度前後だそうです。
←ダム駅から「展望台」への階段~~~220段です!
上まで上がるのはちょっとつらいという人は、少しだけの階段を下りて、直接ダムの堤防に出る道もあります。
私は、もちろん、日頃のウォーキングの成果を出すべく、せっせと階段を登り展望台へ~~♪
階段を登りきって地上に出ると「鏡岩」が、ど~~~んと目の前!(笑)。
これも圧倒されました。
階段の途中や展望台には「冷たい湧き水」が飲める場所があります。
←雪渓が残るアルプスの山~~。
標高差400mを登る、日本でここにだけしかない「全線地下式」のケーブルカーです。自然景観保護と豪雪による被害を防ぐためにこの方式が採用されました。従って右側に乗っても左側でも「景色」は関係ありません~~きゃははは
黒部平から、急斜面の岩場にある大観峰を結びますが、柱のまったくない「ワンスパーン方式」。標高差500mを7分。
眼下に広がる雄大な景色を満喫できる乗り物です。