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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

はらぺこあおむしとの出会い

2006-10-12 15:47:42 | 思い出の絵本

 今日も素晴らしい青空が広がっています。良い天気の下に居るだけで、なんだか誰かに誉められているような気がしてきます。

 さて。

 すこし前に、miyacoさんのお店『THE HI-IAY ISLANDS Book Store』 にこの本が並びました。

  はらぺこあおむし
  『はらぺこあおむし』
   エリック・カール 作
    もりひさし 訳

 その紹介を読んでいたら、私たち家族が、初めてこの本に出会った時のことが鮮明に思い出されてきて、コメント欄に書くには長くなりそうだったので(笑)、これぞ「思い出の絵本」のカテゴリーに相応しいと思い、自分でも書き残しておくことにしました。(miyacoさんの記事はから)

 
 それは、1998年の6月で、娘が1歳10ヶ月の時でした。とてもはっきり覚えている理由は、それが娘を連れての初めての海外旅行先での事だったから。ニューヨークに居る友だちの家に(正確には夫の友だちで、私から見ると大学の先輩)、10日間程お世話になった時のことでした。
 その友だちは、1986年くらいに渡米し、現地で知り合った日本人女性と結婚して、めでたくグリーンカードと、お子様2人と、マンハッタンのダウンタウンにアパートメントを借りていたのでした。奥様とお子たちは、ちょうど日本に帰国していて入れ違いになってしまったのですが、そのおかげで、とても伸び伸びリビングルームなどを使わせて頂き、その家のおもちゃで遊ばせてもらい、そして、そこの本棚に『はらぺこおむし』があったのです。

 帰国する人から子どもの本を譲ってもらっている、と聞いてはいたのですが、2人の子どものための本棚は、立派なものでした。英語を話せるようになるのも大切だけど、きちんとした日本語を教えて行くことも大切であり、大変なことだなと、その本棚を見て思ったのを覚えています。

 だから、原書版ではなく、日本語訳の『はらぺこあおむし』があったわけですが、2人の子の“ダディ”になったその友だち(先輩)は、すっと本棚からこの本を抜いてきて、娘rに手渡してくれました。

 あ~まだ早いと思いますよ。

 私がそう言うのを、1秒半躊躇している間に、rは絵本を開いていて、私の顔を見上げました。乞われれば、もちろん読みます。

 『こどものとも0.1.2』の3倍は長そうなおはなしを、最後まで聞いていてくれるかな?

 他者が見ているだけに(笑)、なんか自分が祈るような気持ちになってきたのは思い出せるのに、肝心のrの「最初の反応」は思い出すことができません。ちょっと残念。

 
 旅行後、もちろんすぐに『はらぺこあおむし』を買いに行きました。友だち宅にあったのがどういう大きさだったのか、覚えていないのですが、私は「ボードブック」を選びました。小さいので持ち運びに便利だし、例の穴に、何度指を入れても破れることがありませんから。
 
 そうそう、あおむしのことは「ニャッキ」って、長いこと呼んでましたねえ。もうあのアニメやってないのかな。


 その後、娘が保育所の年少組になった時のことですが。
 『はらぺこあおむし』の歌、というものが存在しているのを知りました。だいぶ前、『ぐりとぐらのいちねんかん』の時に書いた「ますみせんせい」が、家からそのCDを持ってきて教えてくれていました。他に何冊もエリック・カールの絵本があったので、CDとセットで、歌もいろいろあったのかもしれません。
 もっとよく見て、話を聞いておけばよかった、と今になって思っています。

コメント (8)
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