日頃、「読み聞かせ」という言葉は、どんなもんだろうと思っていました。
たしかに、お話(絵本)を読んで、目の前に居る子どもたちに聞かせるのだから、「読み・聞かせ」でいいんじゃない、と言われると、ああそうですねと言うしかないなという感じでしたが。
聞いてもらっているのに、「聞かせる」(もっと言えば)「聞かせてやってる」といったニュアンスをどうしても、この言葉から拭いきることができませんでした。
そんな折、blog『マトリョーシカな日々』のkayoさんから、コメント欄を通じて、こんなおはなしを聞くことができました。以下太字がkayoさんの書いてくれたことです。
私の絵本仲間の間では、「開き読み」と言っています。絵本作家の川端誠さんが自作を読まれる時に使ってらっしゃる言い方です。自分の作品を聞いてもらうのに、「読み聞かせる」なんて偉そうなことは言えない。開いて読むから「開き読み」。開いた世界の中を読む人と聞く人が一緒に共有できる・・・素敵な言葉だな~と思い、そのまま使わせてもらっています。
開き読み
なるほど~。こういう言い方もあるのですね。
開いた絵本の世界を、読み手も聞き手も一緒に共有する‥こうでなくちゃ、と思います。
なので、自分で作っていた「読み聞かせ」というカテゴリーは廃止し、新たに作った「開き読み」の中へ引越しさせることにしました。
kayoさんは、絵本作家たかてらかよさんでもあるのです。
以下はかよさんの作品(絵は、さこももみさん)の中の2冊です。一緒に楽しむ小さい子が近くに居ないので、手に取る機会も紹介もできなくって。でも下の2冊は書店で娘と一緒に読んできました。(買わなくってごめんね)
『こんなときってなんていう?ーともだちできたよ』
『こんなときってなんていう?-あいにいくよ』