音楽の喜び フルートとともに

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大王のフルート教師

2022-01-03 21:11:19 | バロック
酒屋神社さん裏の池は静かです。



鴨、カワウ、翡翠、鷺、鳥たちの住み処です。

お社は明治時代の再建です。

酒屋神社さんは、神功皇后(じんぐうこうごう169-269年)が三韓遠征の際、神社背後の山に酒壺を三個安置して出立、帰国後その霊験に感謝して建てられたそうです。
河内の国の中臣酒屋連(なかとみのさかやのむらじ)が来訪して、酒作りを伝えたそうです。
その信仰が、今でも生きています。

ヨハン ヨアヒム クヴァンツ(1697-1773年)

神聖ローマ帝国オーバーシェーデン生まれ、ポツダム没。
10歳で鍛冶屋の父を亡くすと楽師の叔父に引き取られ、ヴァイオリン、チェンバロ、オーボエを学びます。

21歳でザクセン選定侯アウグスト三世の楽隊にオーボエ奏者として入ります。

22歳でフルートを初めます。
後に名手として各地を回り名声を博します。

31歳でフリードリヒ二世にフルート教師として仕えます。

40歳の時にフリードリヒ二世が王位につくと、宮廷楽師として仕えます。

フリードリヒ大王は固定給の他にフルート曲を一曲書くと特別給を払ったそうです。

55歳で「フルート奏法試論」を書きます。
これは、今でも読みつがれています。

同じ時期、この宮廷にCPEバッハ、グラウン、ベンダがいました。

人気のリュート奏者ヴァイス
と共演の記録もあります。
300曲を越えるフルート協奏曲、200曲の室内楽や独奏曲があり、今でも演奏されています。
これはオーボエとフルートとピアノのトリオです。