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レスピーギの古楽復興

2022-01-11 22:10:50 | 近代
黄金の瓦を敷いた屋形船…のレプリカが大阪城の内堀に浮かんでいました。

汽車の電気自動車は派手なカラーですが、子どもがうれしそうに乗っていたので、母と手を振ってみると、振り返してくれました。
「行ってらっしゃい。」

オットリーノ レスピーギ(1879-1936年)

イタリア王国ボローニャ生まれ、ローマ没
ボローニャ音楽学校でヴァイオリンとヴィオラを学びました。
古楽の専門家にも学びます。

卒業すると、サンクトペテルブルク交響楽団の主席ヴィオラ奏者として二度に渡ってペテルブルグに赴任。
イタリアオペラの上演に関わりました。

そこでニコライ リムスキー=コルサコフに5ヶ月、指導を受けてボローニャで作曲の学位を取りました。
1902-1908年にムッジェリーニ5重奏団のヴァイオリン奏者としてベルリンに滞在し、いろいろな国の演奏家と関わったり、見識を広げます。

1915年エルザ オリヴィエリ サンジャコモと結婚。

1917年イタリアに帰国して、ローマの噴水を作曲。上演するも失敗。
しかし、1918年アルトゥーロ トスカニーニが指揮すると大成功し、作曲家として地位を得ます。

レスピーギは、リムスキー=コルサコフやラフマニノフに影響を受けたローマ三部作などの斬新な作品とともに、イタリアルネサンスやバロック時代の古楽の復興を目指した作品も多く手掛けました。

中でも「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲は有名で演奏機会も多いです。
すべて原曲は16世紀、17世紀の作品です。
  1. イタリアーナ(Italiana)(作曲者不詳 16世紀頃) 変ホ長調
  2. 宮廷のアリア(arie di corte)(ジャン=バティスト・ベサールの作品による)
  3. シチリアーナ(作曲者不詳16世紀頃)
  4. パッサカリア(ルドヴィコ ロンカッリの曲による)