ジェシカ・チャステインが自分にストーキングしてくる男ピータ・サースガードが表でぶっ倒れてびしょ濡れになっているのを何かそばにいても遠巻きにしているような微妙な距離感で表現していて、男がアルコール依存で断酒中というのを断酒が失敗したといったわかりやすい形でなくなんともいえない、実際にこういう表現が「正しい」のかわからない微妙な手つきで描いている。
チャスティンの部屋の扉の戸締りをいちいち丁寧に描いていたり女の修理人の頼んだのに男が来たのに不満を言うかと思ったら抑えたり、ディテールの齟齬感が細かい。
あたまからチャステインが反感や恐怖を表に出してもおかしくない