以前京急電鉄110周年を記念し、主に大師線で走っている1000形4両1編成にラッピングを施した「京急110年の歴史ギャラリー号」に関して取り上げ、その車内のギャラリー作品に関しても、電車編を一度取り上げた事がありますが、ここ最近京急グループの路線バスに関する話題を続けて取り上げている事もありますので、今日は少々間が空いてしまいましたが、「京急110年の歴史ギャラリー号」に作品として掲示されているバス関連の写真に関して、バス編として幾つか取り上げたいと思います。
1枚目の写真は、戦後まもなくの時期に活躍したトレーラーバス、この頃は各地のバス事業者で導入されたトレーラーバスは今は殆ど走っておらず(一応東京都内でトレーラーバスが走っている所はあるのですが…)、この年代に活躍した保存車両も…という状況ですが、歴史を振り返るギャラリー作品の一つとしては、絶好の一枚と言えます。
2枚目の写真は、横浜のYCAT(現在とは別の場所)~成田空港間で運行開始した頃のリムジンバスで、これでももう30年近く前の写真ですので、塗装こそ現在でも京急リムジンバスではお馴染みの装いとはいえ、車両を見ると年代を感じさせられますが、横浜~羽田空港間を結ぶリムジンバスなどはもっと前から運行している程ですので、リムジンバスというと最近急速に路線が増えた印象があるものの、京急では随分前から空港輸送に力を入れていた事を感じさせられます。
3枚目の写真は、一時期鎌倉市内を走っていた「京急りんどう号」と呼ばれるレトロ調バスで、MAKIKYUも大仏→鎌倉駅間でバス共通カードを使って一度乗車した記憶がありますが、トラックベースの車両だけあって居住性にはやや難があったものの、観光客向けの車両としては、内外共にピッタリという感がありました。
排ガス規制の厳しいエリアという事もあって、現在は残念ながら退役していますが、古都鎌倉観光の魅力向上を図る為にも、今後またこの様な車両の登場を望みたいものです。
(居住性の改善やバリアフリー適合は必須で、路線車ベースのレトロ調バスが妥当な所かと思いますが…)
4枚目の写真は、京浜急行バスと共に京急グループのバス事業者として知られ、川崎~鶴見一帯に路線を持つ川崎鶴見臨港バスが昨年創立70周年を記念し、昔の塗装を復刻して走らせている通称「銀バス」で、関連記事を「MAKIKYUのページ」でも一度取り上げた事がありますが、土日に関しては運行予定時刻をHPでも公開しており、同社の力の入れようを感じさせられるものです。
この車両は今年5月に久里浜で開催された「京急ファミリー鉄道フェスタ」(MAKIKYUは残念ながらまだこのイベントに参加した事はないのですが…)の会場でも公開を行う程で、臨港バス沿線以外でもご存知の方も多いかと思いますが、このバスの車内も臨港バスの創立から現在までの歴史を顧みるギャラリーとなっています。
この他にも先日取り上げた、羽田空港内のターミナル間連絡バスとして活躍する新型ハイブリッドバス・三菱ふそうAEROSTAR ECO HYBRIDなどをはじめ、様々な作品が取り上げられており、その詳細は乗車してみてのお楽しみですが、臨港バスにこの様な車両が走っている事や、京急電鉄で「京急110年の歴史ギャラリー号」が走っている事を考えると、京浜急行バス(その分社を含む)でもギャラリーバスが走らないものかと感じたものです。
(もしかしたら何処かで走っているのかもしれませんが…)