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江ノ島線を走った60000形・MSE~運転日が平日限定だったのは惜しまれますが…

2008-08-27 | 小田急グループ

  

先月後半から今月22日までの間、小田急線では平日のみ多摩線・唐木田~江ノ島線・片瀬江ノ島間を走る臨時特急「湘南マリン号」が運転され、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方の中にも、この列車の姿を目撃された方も居られるかと思いますが、MAKIKYUはこの列車に乗車する機会こそなかった(MSE自体も一度しか乗車していないのですが…)ものの、運行最終日にその姿をようやく目撃することが出来ましたので、少々遅くなりましたが取り上げたいと思います。

湘南マリン号は、日頃江ノ島線からの直通列車が運転される事がない多摩線との直通列車として注目される存在であった一方、観光向けの列車であるにも関わらず、車両運用の関係もあるのか、運転日は平日のみに限定されていた事は惜しまれる限りでした。

ただ日頃江ノ島線には入線する機会がない、地下鉄直通特急に用いられる最新型ロマンスカー・60000形MSEが用いられた事(運行初日のみ20000形RSEでしたが、これも通常江ノ島線には入線しない車両です)は大いに注目すべき点で、MAKIKYUが大和駅でその姿を見た際も、なかなか面白いモノを見れたと感じたものですが、江ノ島線沿線に最新鋭の「青いロマンスカー」を宣伝する効果もあるといえ、MAKIKYUが湘南マリン号運行最終日に大和駅でその姿を目撃した際も、この列車に注目している乗客の姿が見られたものです。

MSEの列車名称・行先案内などはLEDを使用している事もあり、列車自体はしっかりと「湘南マリン」表示(文字は何故か赤色でした)を出していましたが、駅構内の案内表示装置などは対応できないのか、種別は「臨時特急」という案内のみ(行先・停車駅はきちんと案内されており、日頃大和駅ではまず見かけない小田急永山・小田急多摩センターといった停車駅案内が出ていました)となっていました。

また案内放送(自動)では唐木田行きにも関わらず「新百合ヶ丘行き」と流れ、その後マイクで唐木田行きである事を案内している様は印象的で、この様子はイレギュラーな列車である事を象徴しているかの様でしたが、今後もこの様な通常の定期列車では考えられない様な臨時列車の設定に期待したいと感じたものです。

写真は日頃入線しない江ノ島線・大和駅に停車中の、前後で姿が異なり「湘南マリン」表示を出したMSEと、比較的最近更新されたLCDモニター案内表示装置による「臨時特急・唐木田」の案内です。