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JR九州 883系1000番台~885系ベースの増備車両

2013-12-22 | 鉄道[九州・JR]

今月MAKIKYUが九州へ足を運んだ際には、福岡県内から大分方面へ向かう際に、JR九州の特急「ソニック」号を利用したものでした。

特急ソニック号自体は、以前にも何度か利用した事があり、現在同列車に充当される883系と885系(一部では「白いソニック」とも案内されます)の2形式は、共に同列車で何度か乗車した事があると共に、885系に関しては共通運用される特急「かもめ」号でも何度も乗車しています。
(885系は個人的な好感度が高い車両という事もあり、MAKIKYUは日頃首都圏に身を置く立場ながらも、「有料特急」として乗車した回数であれば、JR在来線特急車の中ではトップクラスです)

883系も大分方面へ足を伸ばす機会が限られる上に、「ソニック」号利用でも885系に乗車する場合もある事から、乗車回数こそ数回程度ながらも、MAKIKYUはリニューアル前・リニューアル後共に何度か乗車した事があります。

同系は最初7両編成で登場し、MAKIKYUがこの編成の営業開始直後に「にちりん」号で乗車した時には、他車両とは一線を画する強烈な個性を放つ内装などに仰天したものでしたが、その後5両編成で製造された編成もあり、同一系列でも製造時期によって前面形状や装いなどに差異が見られるのも特徴です。

同系は5両編成登場から10年以上もの間、7両と5両という2通りの編成が混在する状況でしたが、5両編成の各編成は装いや内装などが大きく変化したリニューアル後、2008年に「1000番台」と称する増結車2両が組み込まれ、現在は同系全編成が7両編成での運行となっています。


現在一部では「青いソニック」(一部駅での案内でもこの表現を使用)とも呼ばれる883系充当列車は、現在各編成共に両数やグリーン車連結位置などは統一されているために、1000番台車を組み込んだ編成の運用は事前に特定できる状況ではなく、「青いソニック」の何処かに出没するという状況になっています。

確率的には「8分の3」ですので、九州内在住者や大分方面へのビジネス利用などで、「ソニック」号を利用する機会が多い方であれば、何度も乗車する内に嫌でもやって来る車両かと思いますが、MAKIKYUの様に「ソニック」号への乗車機会自体が限られる状況では、1000番台への乗車は巡り合わせ次第ではなかなか…というのが現状です。

MAKIKYUは883系リニューアル後&1000番台車登場後に何度か「青いソニック」に乗車する機会があっても、1000番台を組み込んだ編成には…という状況が続いていました。


先日も1000番台を組み込んでいない編成が出没する可能性の方が高い事を承知していながらも、もしかしたら…という思いで1000番台組み込み位置(自由席車)で「青いソニック」を待っていたら、運良くこの1000番台を組み込んだ編成に当たり、初めて1000番台車に乗車する事ができました。


883系1000番台は一応883系を名乗りながらも、製造時期の関係もあってか、実質的にほぼ885系と言っても過言ではない車両で、外観や内装などは他の883系とは大きく異なり、不揃いな車両が組み込まれた編成は、非常に異彩を放つ存在となっています。


ただ座席は885系の大きな特徴の一つと言える革張りではなく、モケットとなっているのは885系との大きな相違点で、色合いなどの関係もあって、885系とは少々異なった雰囲気を感じます。


座席は革張りだとゴージャスで独特な雰囲気が堪能できる反面、特有の匂いや座面が滑り易いといった難点、最近ではこれに加えて一部で経年によるひび割れなども見受けられる状況ですので、この点は885系よりも少々無難な印象の車両と感じたものでした。
(他に荷棚を開けた時の内部色彩などにも違いがあるのですが、強烈な個性を放つJR九州の車両群に乗り慣れていない方が乗車すれば、それでもかなりインパクトの強い車両かと思います)

Nゲージ鉄道模型での「青いソニック」(883系リニューアル車)の製品も、この異彩を放つ1000番台組み込み編成となっており、MAKIKYUの手元にもこの模型がありますが、乗車した「モハ883-1003」を組み込んだ編成だったのは、尚の事嬉しいと感じたものでした。


この1000番台を組み込んだ編成だと、綺麗な編成美を撮影したいという方には「ハズレ」かもしれませんが、自由席利用では2通りの車両(写真は1000番台組み込み編成の0番台普通車内です)を選べるのも大きな利点かと思いますし、空いている時であれば、1000番台とそれ以外の車両を乗り比べるのも面白いかもしれません。

JR九州で885系運行線区では、MAKIKYUは同系充当列車を選んで乗る事も多く、佐世保~博多間の4枚きっぷ利用時でも、MAKIKYUはわざわざ佐世保線普通ワンマン列車と組み合わせて「白いかもめ」に乗車した事もある位(特急乗車区間が短くなりますが、それでも定価と1回当たり単価の差額を考慮すれば充分割安です)ですので、同系類似仕様の車両は、個人的には当然ながら大歓迎で、また「青いソニック」の普通車を利用する機会があれば、是非また1000番台車組み込み編成に乗車できれば…と感じたものでした。



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