先日も「MAKIKYUのページ」で取り上げた瀬戸内海交通は、今治から事業基盤である大島・伯方島・大三島を結ぶしまなみ海道経由の今治桟橋~宮浦港間急行便が同社の主要路線となっています。
MAKIKYUが先月大三島を訪れた際にも、大三島の島内路線バスと共に、この急行バスにも乗車したものでしたが、このバスは高速道路のしまなみ海道(西瀬戸自動車道)を経由し、近距離高速バスの様な運行形態となっていますが、運賃後払いの整理券方式となっており、停車する各停留所間での乗車が可能になっています。
また瀬戸内海交通の島内バスと同様に、瀬戸内運輸(せとうちバス)のセット回数券も通用対象となっており、離島と今治を結ぶだけでなく、今治市内や離島内の交通手段としても利用できますので、高速バスと一般路線バスを兼ねた存在と言っても過言ではありません。
乗車時間も宮浦港~今治で1時間強ですので、高速仕様の路線車が最適な路線と言えますが、現在では専ら観光・高速用の車両が充当され、せとうちバス本体の高速車と同じ装いながらも、車体側面に今治⇔大三島と記されているのが大きな特徴になっています。
この急行便専用車は、専ら三菱ふそう製の車両が用いられており、エアロバスが活躍していますが、車両の年式には結構幅があり、中には大都市圏では殆ど姿を見かけない古参車も活躍しています。
MAKIKYUが宮浦港~今治間の急行便に乗車した際にも、古参のエアロバスに当たり、日頃首都圏に身を置いていると、なかなか乗車できない車両に乗車できたのは幸いでしたが、急行便充当可能な路線車を持て余している状況ですので、一時期この路線でも使用していたトップドア大型路線車の再充当も…と感じたものでした。
せとうちバスグループの塗装ですが、一般路線車が纏う装いはやや古風な印象もあるものの、地域性も感じられて悪くない装いと感じており、白を主体とした今流行の装いなどに比べ、独自性を感じる事は評価できると思います。
(観光・高速車の装いは、四国内の他社ともイメージが重なり、県内急行・特急辺りは路線塗装にの方が…と思う程です)
またせとうちバスではしまなみ海道の急行便をはじめ、新居浜特急など幾つかの県内長距離路線がありますが、個人的にはしまなみ海道の急行便予備車にもなっている路線塗装のワンロマ車登板にも期待したいと思っています。
話変わりますが、せとうちバス・瀬戸内海交通の路線バスのボディカラー 他県から見てどんな印象もたれましたか? 地元民である私的には、正直地味だなぁ、と。 昔からの伝統カラーではあるんですが……。一時、せとうちバスでは、新居浜行き急行路線バスで、三菱ふそうのサンプルカラーをあしらったタイプが登場し、結構カッコイいじゃん(笑)と思ってたんですが、いつのまにか元の伝統カラーに戻ってました…… こちらネタの話しになってスミマセン。 これからも様々なバス会社レポート楽しみにしております! 長文失礼しました。