先日小田急線の80周年記念ラッピングトレイン『ぼくたち・わたしたちの「ゆめの列車」』に関する記事を取り上げましたが、このラッピングトレインで都心方面へ出た後、MAKIKYUは更に埼玉方面へ足を伸ばしており、その際に乗車した路線バスの一つが、今日取り上げる武蔵観光バスの寄居=美里(松久)=本庄線です。
このバスはかつて運行されていた東武鉄道(現在バス事業は分社化)の、寄居=本庄間を走る路線バスが廃止となった後の代替手段として運行されているのですが、バスの車体にも代替バスと大きく描かれていますので、廃止代替バスである事は一目瞭然で、武蔵観光バスでは他にも寄居周辺の廃止代替バスを数路線運行しています。
(武蔵観光バスにはこの路線以外に、MAKIKYUは以前小川町=明覚間の路線にも乗車した事があるのですが、この路線は現在他事業者に移管されています)
現在寄居駅を発着する路線も、寄居車庫を基点とする武蔵観光バス(寄居駅には直接入らず、駅から4~5分歩いた通りにある寄居駅入口停留所が寄居駅最寄となります)の本庄行きと深谷行き、それに東秩父村へ向かう村営バス(こちらは駅前を発着し、東秩父村内で東武系の川越観光バスと乗り継ぎ、小川町へ抜ける事も可能です)といった程度、それも運行本数は必要最小限の本数が運行されているだけという感がありますので、事前に時刻を調べておかないと、偶然運行時刻に遭遇しない限りは、少々利用し難い感があります。
ただこの路線は寄居=本庄間を乗り通しても運賃は520円ですので、寄居から高崎線方面へ抜けるには、目的地次第では鉄道利用より運賃面で優位な状況になりますし、使用車両もMAKIKYUが乗車した際は中型車ながら、座席はリクライニングシートを装備した観光タイプの車両が使用(一応運賃箱や整理券発行機といったワンマン設備は取り付けられていますが、運賃表は紙製の三角表を使用しているのが特徴的でした)されていましたので、設備的にも埼玉県内の非冷房車が未だに走る鉄道路線などに比べると、ハイグレードな感があります。
(運行本数や、車体に寄居=美里=本庄 代替バスと記されている事などを考えると、基本的にこの車両が限定使用されているかと思います)
これは観光路線でもない首都圏の路線バス、それも廃止代替路線としては破格のグレードとも言えますので、結構結構乗り得感のあるものですし、本庄からは路線バスを乗り継いで伊勢崎へ抜けるルート(本庄=伊勢崎間の路線バスは、概ね毎時1~2本程度は運行されており、東武線の終端駅同士を路線バス乗り継ぎで移動するのも面白いかと思います)なども可能ですので、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も機会がありましたら、是非この廃止代替バスに乗車されてみては如何でしょうか?
写真は寄居=美里=本庄間の代替バス使用車両と、寄居駅入口停留所の発着時刻(MAKIKYUが乗車前に撮影したもので、乗車予定の方は参考までに…)です。
さて、寄居からこんなグレードの高いバス路線があるとは知りませんでした(^^ゞ
寄居からバス乗り継ぎで伊勢崎というのは東武ファンとしては非常に魅力的ですね!是非一度実践してみたいと思います。寄居発の少なさがネックでしょうか。。
この寄居=本庄間の路線バスは、こちらは以前寄居で姿を見た時に気になっており、ようやく先日乗車できたのですが、この路線と本庄~伊勢崎間の国際十王バス(東武系)を乗り継げば、過去に北関東で隆盛を誇った東武鉄道路線バスの面影を辿る事もできますので、東武ファンとなればこの点でも見逃せない存在ですね。
またこの路線は廃止代替で最小限の本数が運行されているだけですので、本数の少なさは大きなネックですが、他にもこの近辺では今日の記事で取り上げていますが、本庄=児玉を結ぶ朝日バス(これも東武系)があり、このバスは本数もそこそこありますので、この路線と八高線の乗り継ぎルートも面白いかと思います。
(ただ単純に寄居~伊勢崎を移動するなら、JRの方が時間・運賃の両面で優位ですが…)
通学しているのですが、電車で熊谷経由で通学しているそうです。本数が、1日に6本しかなく、あと2本
から3本あれば、1時間10分かけて、電車で通学を
しなくてすむのにと言っておりました。
寄居総合は、県北で唯一の新設の総合高校であり、本庄周辺からも、かなりの生徒が通学しているようです。ぜひとも、バスで通学できるようにしてあげてください。
こちらは武蔵観光や本庄周辺の行政関係者ではなく、1ファンの立場ですので、この路線の増便等に関しての要望に応えられる立場ではないのですが、この路線は東武が運行していた路線が赤字で撤退となり、自治体が廃止代替路線として存続させ、最低限の足を確保している状況ですので、存続そのものがやっとという状況です。
そのため増便は容易ではなく、本庄~寄居間を移動するのであれば、現状では熊谷経由が最も妥当な手段という状況になるかと思いますが、この一帯では本庄~児玉間の朝日バスは比較的便数も多いですので、この路線と八高線の接続を強化するなどの施策が取られれば、児玉廻りのルートも有用かと思います。
ただ寄居周辺では都心へ向かう東上線こそ、土地柄の割には至便なものの、秩父鉄道や八高線は運行本数が少なく、県内間を移動するのに不便なのは難点ですね。
車の免許の持たない人が対象に、なると思います。
例えば、学生や年配の高齢者の方達だと思います。
学生でしたら高校であるなら、AM8時30分から
AM9時頃から授業が始まります。病院などの医療機関
も受付は、AM8時30分からAM9時頃より始まります
高齢者の方も朝に利用したい時間帯は、同じなのです
例えば寄居発本庄行きで、本庄高校や本庄総合病院に
行くのに30分から35分で到着する場所へ6:57
分の次は8:52分なのです。30分で計算すると
7:27分に着くか、9:22分に着くかになります。どちらも中途半端な時間帯に到着してしまいます
本数が増やせないのなら、運行時間を見直ししたら
良いと思います、利用者が、少ないと聞きますが、
利用しずらいと言う意見の方のほうが、正しいと
私個人として思います。ぜひとも見直しを。
一人のバスファンとして。
この記事で取り上げている武蔵観光の本庄~寄居線をはじめ、地方のバス路線などでは1日数本の運行という路線は珍しくなく、決して利用しやすいとは言えないのはご指摘の通りです。
この様な路線は運行を維持する事自体が困難な事例が殆どで、この記事で取り上げている武蔵観光バスの場合は、東武が廃止した路線を自治体主導の代替バスとして運行していますので、自家用車を利用できない層を対象にした最小限度の運行と言っても過言ではないと思います。
(以下に記す事柄はあくまでも管理人MAKIKYUに個人的な見解で、MAKIKYUは武蔵観光バスや沿線自治体の関係者ではない事を予めお断りしておきます。)
本庄~寄居では線使用車両も1路線1台で運行可能なダイヤ編成となっており、要員確保の事なども考えると、ラッシュ時間帯に多数の便を走らせ、複数台の車両を必要とするダイヤを編成する事は厳しいかと思います。
それに路線バスの場合は一般道路を運行する特性上、鉄道と異なり運行時分の多少の差異はつきものですので、折り返しの予備時分などもある程度確保しないと、遅延運行が常態化する事になりますので、折り返し時間の短縮で運行間隔を詰める事も限界があります。
また本庄に適当な時間に到着する便が…という事に関しても、本庄から更に電車に乗り換えての流動(高崎・熊谷など)や、逆に寄居方の利用者の事も考えると、数分の時刻変更で鉄道との接続改善などを行う余地はあると思いますが、抜本的なダイヤ変更は厳しいのでは…と感じています。