MAKIKYUのページ

MAKIKYUの公共交通を主体とした気紛れなページ。
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遂に国内47都道府県踏破達成~各都道府県の鉄軌道・路線バス乗車も…

2013-04-18 | Weblog

ここ数日更新頻度が低下している「MAKIKYUのページ」ですが、その間MAKIKYUは少々遠方へ旅行していました。
(ただ少々遠方とは言っても、今回はパスポートが必要な旅行(=日本国外)ではないのですが…)

国内は随分前に46都道府県まで踏破していながらも、最後の1県がなかなか…という状況がずっと続いていました。

「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方の中には、国内で未訪問の都道府県が一つだけ…という方も居られるかと思いますが、MAKIKYUの周囲にはこの県へ足を運んだ事がある者も多数居り、「是非一度は…」と言われる事もしばしばでした。

MAKIKYU自身も国内の他46都道府県踏破や、JR鉄道全線完乗を果たした後には、機会があれば是非一度は…と思っていましたが、最後に残った1県は国内各都道府県では唯一、JR線による鉄道ネットワークが繋がっておらず、他県との間を結ぶ都市間バスなどの設定もないなど、他都道府県とは非常に離れた離島らしく、非常に足を運び難い条件が揃っています。

そのため他46都道府県の様に、簡単に足を運ぶのは…と感じてしまうのですが、今月中旬には少々長めの休暇を確保する事ができ、晴れてようやく足を運ぶ事ができました。

随所で見られる「めんそーれ」と書かれた看板などを見ると、この離島県に足を踏み入れた事を強く感じさせられたものです。


遠く離れた離島と言う地理的特性上、さすがに陸路だけで足を運ぶ事はできず、当然ながらフェリーを利用しての訪問となったのですが、航路によって発着港が異なり、乗船した船が延着した事も災いしてか、発着港最寄りバス停からの路線バス運行が何時間もなく、他系統が多数走る交差点まで早速20分程度歩く羽目になったのには閉口させられたものです。

遠方だけあって国内とは言えども相当な時間を要し、JR九州高速船「BEETLE」などで気軽に訪問できる隣国・韓国よりもずっと遠く、足を運び難い地だけあると感じたもので、移動時間だけでなく旅費も今回は結構嵩み、海外旅行並みかそれ以上という状況でした。

また今回の旅行では航空利用こそしていないものの、この離島県の基幹空港に足を運ぶ機会もあり、人口規模などを踏まえると大き過ぎると感じたもので、他都道府県からこの離島県へ足を運ぶ際には、航空機を利用する事例が多く、県内移動でも航空機を用いられる事もあるなど、航空利用比率が他都道府県に比べて突出している土地ならでは…と感じたものです。
(MAKIKYUはさすがに不要不急の旅行、それも行先が日本国内ともなれば、わざわざ空を飛ぶ気にはなれませんが…)


この空港内には主要都市までの距離を示した案内も見受けられましたが、この案内を見ると距離的には…
「鹿児島や宮崎よりも台北の方が近い」
「福岡や熊本よりも上海や香港の方が近い」
「大阪や名古屋よりもマニラの方が近い」
というのは、日本国内ながらも特異な立地である事を痛感させられたもので、まして東京・横浜や仙台など東日本から足を運ぶともなれば、相当な距離があります。
(この特異な立地が災いし、過去に悲しい惨劇があったり、今日でも他国軍の軍用地となっている箇所が多数存在しているのですが…)

ちなみにMAKIKYUが利用したフェリーはこの離島県へ直行するのではなく、途中の島々にも寄港する事もあり、途中に介在する一部の島も初めて訪問したものですが、この離島県と共に、その途中で立ち寄った街の中にも、離島でこれほど賑わいのある街が存在するのか…と感じさせられた程でした。


今回の旅行では、最後の1県となったこの離島県に足を踏み入れただけでなく、県内では唯一の鉄道路線(モノレール)に乗車し、また永年鉄道が走っていなかった地だけあり、鉄道の代わりに公共交通機関の主力となっている路線バスにも多数乗車しています。
(写真は市内中心部に位置するバスターミナル・島内各地への路線が発着しており、公共交通の機軸を担っている土地柄もあってか、各方面への路線バスが次々と発着しており、バスターミナルとしては国内有数の規模を誇っています)


そのため国内全都道府県訪問と共に、47都道府県全てでの鉄軌道と路線バス乗車も果たしており、当然ながら国内最西端と最南端の鉄道駅も訪問しています。

MAKIKYUの事ですので、主たる旅行目的は公共交通機関の乗車ですが、それ以外にも他県とは遠く離れた土地だけあり、他地域とは異なる離島県ならではの観光や食の楽しみもありました。


特に途中で立ち寄った離島を含めた南国の海の色は、写真では分かり難いのですが、日常とは別世界に足を運んだ事を強く痛感させられ、早くも海開きとなったビーチも存在する辺りも南国ならでは…と感じたものでした。

なかなか足を運び難い土地だけあり、他都道府県の様に列車やバスで気軽に足を運ぶ事はできず、不要不急の旅行で空を飛んでまで…という気にはなれませんが、また余裕があればフェリーに乗船して再訪しても…と感じたものでした。

まだ旅行中に撮影した画像の整理などが追いつかない状況ですが、早ければ来月初旬頃から今回の旅行で乗車した交通機関などに関して取り上げて行きたいと思っていますので、興味のある方はご覧頂ければ幸いです。

なお今回の旅行により、国内全都道府県を踏破し、今後この離島県に関する記事も公開見込みである事から、「このページについて(ご案内と注意事項)」の一部記述が実態と乖離しますので、本日付けで一部修正・削除させて頂きます。 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ひとつの大きな区切りですね・・ (しんきち)
2013-04-18 20:25:13
遂に沖縄県にも行かれましたか。まずはおめでとうございます^^念願がかなって良かったですね。

実は私も、1985年9月に全都道府県中、最後に訪問し、全都道府県踏破を達成したのが沖縄県でした。もう28年経つんですね。(苦笑) 
その時は、往きは鹿児島から、帰りは大阪まで、いずれも海路でノンビリ旅をしたんですが、今となってはもうあんな旅は出来ないでしょうね。

私も、日本(ヤマト)とは一味違う独特の風土に心を動かされ、非常に感慨深いものがあり、今でもあの当時の感慨を思い出だすことが出来ます。
同時に、その悲しみと苦難の歴史を、そしてあの広大な基地を目の当たりにして、今に至るその苦難をも、強く感じさせられたのは勿論です。

私は、ライフワーク?として、基礎自治体としての、国内の全市区町村踏破も志している(いた)んですが、1993年に未踏破が残り121まで減って以来、実に長いブランクがありまして、グズグズしているうちに、例の市町村合併の嵐が吹き荒れ、現在では全1742中、5都県の33市町村まで、自然に減ってしまいました(苦笑)
そのうち、25市町村は九州の福岡・熊本・宮崎・鹿児島の4県で、熊本県が11町村で、唯一未踏破数が二桁となっています。また鹿児島県には、市としては全国唯一未踏破の西之表市(種子島ですね。)があります。(88年の2度目の訪沖時も含め、行き帰りの船から種子島は何度も見てはいるんですが。)
そして残りは、考えようによっては最難関の東京都の「島嶼」伊豆・小笠原諸島部の「八丈町」を除く、8町村という訳です。小笠原もさることながら、御蔵島とか青ヶ島とか、到達するだけでも、大変な努力が必要ですからね。三宅島周辺なんかも不穏な状況ですし。

それやこれやで、結局この「ライフワーク」も、未完に終わりそうな雰囲気です。

また、韓国でも「全道・市・郡」踏破を、目指していますが、計11回訪韓し、仕事で2年近く滞在していたにも拘わらず、今だ5郡は未踏破のままですし、残念ながら済州島に行ったことがないので、1道(特別自治道ですが)2市が未踏破のまま残ってしまっています。
こちらも中途半端ですね。


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全市町村となると… (MAKIKYU)
2013-04-21 15:26:11
しんきち様こんにちは。

こちらは晴れて国内全都道府県踏破と言う一つの節目を迎える事ができましたが、市町村となるとハードルの高さは都道府県のレベルとは大違いですね。

こちらも西之表市をはじめ、離島の「市」は足を運んだ事がない土地も多く、それどころか北海道紋別市の様に本土でも…という有様ですが、記録達成だけに拘らずとも、未踏の地へは機会があれば積極的に足を運びたいと思っています。

ただ「空を飛ぶのがダメ」となると、沖縄県の宮古島や石垣島と、その周辺などはかなりの難関となり、下手すると韓国全道・市踏破達成の方がまだ容易かも…と感じる程です。

こちらも済州島へはまだ足を運んだ事が無く、38度以北の「北韓」なども対象に含めるとなれば、韓国全道・市踏破達成は北側の現体制が続く限り、ほぼ不可能と言っても過言ではありませんが…
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