今日JR東日本HPを見たら、昨日付けで「休日おでかけパス」発売に関する告知が出ており、その内容が気になってニュースリリースを見ると…
・通用期間は3月17日以降の土休日とゴールデンウィーク・夏休み・年末年始期間
・通用範囲
既存ホリデーパスの有効区間全線(東京モノレール・りんかい線を含む)
内房線 木更津~君津間
久留里線 全線
東海道線 平塚~小田原間
八高線 高麗川~寄居間
高崎線 熊谷~神保原間
上越新幹線 熊谷~本庄早稲田間
東北本線(宇都宮線) 小山~自治医大間
水戸線 小山~下館間
両毛線 小山~足利間
発売額は2600円となっており、既存ホリデーパスに比べて通用範囲が拡がる分、発売額も300円値上げとなっています。
新たな通用範囲(東海道線小田原周辺など)の沿線に居る方や、今回新たに通用範囲に加わった路線の沿線へ良く出向く方には朗報かと思いますが、「休日おでかけパス」発売に伴い、既存の「ホリデーパス」は発売終了となりますので、賛否両論が分かれる所です。
個人的には青春18きっぷが通用しない時期の土休日に、概ねJR線で片道1210円以上の区間を往復する際に利用し、MAKIKYUの最寄り駅は横浜市内某駅で既存ホリデーパスの有効範囲ですので、新たに通用範囲となった区間へ足を伸ばさない限りは「値上げ」となってしまいます。
おまけに青春18きっぷの1回分単価(2300円)を上回ってしまい、つい最近も所用で市原市内へ足を運ぶ際にホリデーパスを利用したものでしたが、個人的には改編による恩恵よりは弊害の方が…という所です。
また新たな通用範囲となった区間も、小山周辺の通用範囲拡大が目立ちますが、両毛線沿線などは東武線利用の方が至便な気がしますし、真岡鉄道のSL乗車などを考慮した水戸線下館へも、個人的にはつくばエクスプレス~関東鉄道ルートの方が…という事で、あまり利用する機会はなさそうです。
その割には小山からさほどの距離はなく、所用・観光共に結構需要の多そうな宇都宮は相変わらず通用範囲外で、自治医大まで通用範囲が延長されているだけなのは中途半端な印象が否めません。
千葉方面も久留里線全線が通用範囲になったのは意外で、これから新車が入る路線だけにJR側も集客に力を入れたいという現われかと思いますが、その割には上総一ノ宮や佐原などは相変わらずエリア外で、久留里線を対象エリアに含めるのなら、こちらも対象区間に含めて欲しかったのが本音です。
それ以外の区間も高崎線熊谷~神保原間や東海道線平塚~小田原間(この区間は今まで通用対象外だったのが不思議な位)など、通用範囲を概ね東京60km圏内→80km圏内に拡張した印象を受けますが、個人的には値上げするなら石岡辺りまで通用範囲を伸ばして欲しい常磐線は、めぼしい競合相手が存在しないからなのか、通用範囲が従来通り土浦までに留まっているのも惜しい限りです。
ホリデーパスに代わり新たに設定される「休日おでかけパス」で、先日の市原市内日帰り程度の利用をした場合でも、往復普通乗車券購入よりは得になりますので、今後時折利用機会はありそうな気がしますが、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方は、今回のホリデーパス改編を如何感じられているでしょうか?
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今回のホリデーパス改編ですが、利用範囲の拡大が中途半端な印象があり、北関東方面の神保原や自治医大などは、地元客を除けば恩恵を受ける機会が少なそうな気がします。
(熊谷~神保原間や小山~自治医大間の範囲拡大は、高崎や宇都宮へ向かう際の精算金額が減少し、値上げ分と相殺に近いかもしれませんが…)
他路線との接続がない駅とは言っても、君津などは理解不能な訳ではなく、上総亀山も久留里線を通用範囲に含めた事での必然的結果ですので、こちらは理解できるのですが…