昨年末MAKIKYUは関西方面へ出向いた際、まだ開通したばかりの大阪市営地下鉄今里筋線に乗車して来ましたが、その今里筋線で活躍する車両がこの80系です。
今里筋線と同じリニアモーターを用いたミニ地下鉄である長堀鶴見緑地線で活躍する70系の色違いと言った感を受ける車両ですが、下回りは現在の世相を反映してかVVVFインバーターの素子がIGBTに変更されており、車内も蛍光灯カバーが廃止されて剥き出しになっているなどの特徴が見られます。
ただ最近の新型車にしては珍しく、行先表示がLEDではなく字幕を採用しているのが特徴で、座席も少々固めのバケットタイプが採用されているとはいえ片持ち式ではない通常タイプ、車内の案内表示もLCDモニターではなくLEDを使用しているなど、最新車両にしては新鮮味に欠ける気がします。
またこの80系の車内は蛍光灯カバーが廃止されて剥き出しになっているとは言え、蛍光灯の両側に金属製パイプが配されているのが独特で、リニア地下鉄特有の狭い空間が独特な感じです。
MAKIKYUの見解としては、最新型車というよりは少々以前の車両と言った感を受けるこの80系ですが、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様は如何感じられているでしょうか?
(既に今里筋線に乗車されたと言う方が居られましたら、この車両に関するコメントもどうぞ)
あと、方向幕が未だに採用されている…とのことですが、同じ大阪市交通局の市バスも最新の車両であっても方向幕を採用し続けているみたいです。
何か伝統のようなものがあるのかもしれません…。
日吉様のご指摘通り、大阪市交通局では市バスでもLEDは記憶になく、今里筋線の車両も少し前の車両という感を受けますね。
LED表示はバスの場合、西鉄の様に方向幕の行先番号を方面別に色分けしているなどの事情があってLED導入が遅れた事業者もあり、西鉄の場合は行先表示脇に小さな幕(色を表示)を設けて解決していますが、大阪市営の場合はその様な事情は考えられず、伝統というのがあるのかもしれません。
ただ首都圏でも某公営バスなどはLED行先表示の導入が割合遅い状況でしたが、これは事業者毎の考え方の違いの表れといった所でしょうか…