昨日小田急線新宿駅地下ホームに入線した50000形VSEに関する記事を取り上げましたが、昨日は都内を廻っている際に、それ以外にも日頃余り目にする機会の無いモノを見る事が出来ましたので、画像を公開しておきたいと思います。
これは都内某路線の運転台で、この路線を日頃利用している方であれば、時折見る機会はあるかもしれませんが、基本的に自動運転で運転台が開かれる事はさほど多くない事や、MAKIKYUがこの路線を日頃利用する機会が殆どない事もあって、実際にその姿を見るのは初めてでした。
都内の鉄道事情に詳しい方であれば、この運転台を見ただけでもどの路線か分かるかと思いますが、自信のある方はコメント欄に回答をどうぞ。
(回答は5日夕方頃に公表したいと思います)
ちなみにヒントは…
1.比較的最近開通した路線で、両数は5両編成です。
2.この路線で通用する一日乗車券は、他にも様々な種類の交通機関で利用できます。
3.写真右上に注目して下さい!
昨日MAKIKYUは所用で東京都内に出向いており、その帰りには新宿から小田急線を利用して神奈川県内某所へ帰還したのですが、昨日の小田急線は人身事故発生など(その後線路内立ち入りも発生)でダイヤが乱れていました。
これは鉄道側の事情によるものではないので止むを得ないものですが、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方の中にも、小田急線列車遅延の影響を受けた方も居られるかと思います。
昨日夜に新宿から江ノ島線某駅まで小田急線を利用したMAKIKYUも、普段なら最短1時間以内で到達可能な所が、列車が進むにつれて遅れが増大し、結局1時間半近くかかってしまう状況でしたが、昨日はダイヤが乱れているとはいえ、特急ロマンスカーも運行(ダイヤが大幅に乱れると、特急全列車の運行を取り止める事が時々あります)していましたが、こちらもダイヤは乱れており、新宿駅ではその影響で所定の地上ホームに着線できない状況になってしまったのか、普段は各駅停車(区間準急)が発着し、せいぜい朝ラッシュ帯の一部急行(新宿止まりで折り返しは回送)が入線する程度の地下ホームにも入線する状況でした。
MAKIKYUが新宿駅西口地下改札から入場し、ホームに特急車両が止まっている姿を見た際は少々戸惑ったもので、ここに特急車両が停車しているだけでも違和感が有り過ぎるものでした。
それも停車していた特急車は2本しかない花形の50000形VSEでしたので、MAKIKYUがこのホームにVSEが停車している姿を見たのは初めて(ダイヤ乱れ発生時などに時折ありそうですが…)で、ダイヤ乱れの副産物とはいえ、少々面白いものを見れたと感じたものです。
とはいえ21時半頃という時間帯の関係もあってか、様子を伺う乗客の姿は散見したものの、カメラを向ける姿などは見られず、一応日頃新宿駅には入線してくる車両だけあって、注目度は今一つという様子で、以前ダイヤ乱れが発生して東京メトロ車両が新宿駅にやって来た際の賑わい(この時は昼間で地上ホームでしたが…)とは対照的なものでした。
以前京急電鉄110周年を記念し、主に大師線で走っている1000形4両1編成にラッピングを施した「京急110年の歴史ギャラリー号」に関して取り上げ、その車内のギャラリー作品に関しても、電車編を一度取り上げた事がありますが、ここ最近京急グループの路線バスに関する話題を続けて取り上げている事もありますので、今日は少々間が空いてしまいましたが、「京急110年の歴史ギャラリー号」に作品として掲示されているバス関連の写真に関して、バス編として幾つか取り上げたいと思います。
1枚目の写真は、戦後まもなくの時期に活躍したトレーラーバス、この頃は各地のバス事業者で導入されたトレーラーバスは今は殆ど走っておらず(一応東京都内でトレーラーバスが走っている所はあるのですが…)、この年代に活躍した保存車両も…という状況ですが、歴史を振り返るギャラリー作品の一つとしては、絶好の一枚と言えます。
2枚目の写真は、横浜のYCAT(現在とは別の場所)~成田空港間で運行開始した頃のリムジンバスで、これでももう30年近く前の写真ですので、塗装こそ現在でも京急リムジンバスではお馴染みの装いとはいえ、車両を見ると年代を感じさせられますが、横浜~羽田空港間を結ぶリムジンバスなどはもっと前から運行している程ですので、リムジンバスというと最近急速に路線が増えた印象があるものの、京急では随分前から空港輸送に力を入れていた事を感じさせられます。
3枚目の写真は、一時期鎌倉市内を走っていた「京急りんどう号」と呼ばれるレトロ調バスで、MAKIKYUも大仏→鎌倉駅間でバス共通カードを使って一度乗車した記憶がありますが、トラックベースの車両だけあって居住性にはやや難があったものの、観光客向けの車両としては、内外共にピッタリという感がありました。
排ガス規制の厳しいエリアという事もあって、現在は残念ながら退役していますが、古都鎌倉観光の魅力向上を図る為にも、今後またこの様な車両の登場を望みたいものです。
(居住性の改善やバリアフリー適合は必須で、路線車ベースのレトロ調バスが妥当な所かと思いますが…)
4枚目の写真は、京浜急行バスと共に京急グループのバス事業者として知られ、川崎~鶴見一帯に路線を持つ川崎鶴見臨港バスが昨年創立70周年を記念し、昔の塗装を復刻して走らせている通称「銀バス」で、関連記事を「MAKIKYUのページ」でも一度取り上げた事がありますが、土日に関しては運行予定時刻をHPでも公開しており、同社の力の入れようを感じさせられるものです。
この車両は今年5月に久里浜で開催された「京急ファミリー鉄道フェスタ」(MAKIKYUは残念ながらまだこのイベントに参加した事はないのですが…)の会場でも公開を行う程で、臨港バス沿線以外でもご存知の方も多いかと思いますが、このバスの車内も臨港バスの創立から現在までの歴史を顧みるギャラリーとなっています。
この他にも先日取り上げた、羽田空港内のターミナル間連絡バスとして活躍する新型ハイブリッドバス・三菱ふそうAEROSTAR ECO HYBRIDなどをはじめ、様々な作品が取り上げられており、その詳細は乗車してみてのお楽しみですが、臨港バスにこの様な車両が走っている事や、京急電鉄で「京急110年の歴史ギャラリー号」が走っている事を考えると、京浜急行バス(その分社を含む)でもギャラリーバスが走らないものかと感じたものです。
(もしかしたら何処かで走っているのかもしれませんが…)
先日「MAKIKYUのページ」では、羽田空港内のターミナル連絡バス(無料)で走る三菱ふそう製新型ハイブリッドバス・AEROSTAR ECO HYBRIDに関して取り上げましたが、MAKIKYUは羽田空港内でこのバスに乗車した後、リムジンバスで横浜駅へ向かい、その際には以前小田急箱根高速バスの記事でも取り上げた三菱ふそう製の新型観光・高速用車両・AEROACE(エアロエース)に乗車する事が出来ました。
AEROACEの登場自体がまだ割合最近で、これから数を増やしていくバスですので、まだまだ乗車機会も多いとは言えず、それも高速・観光用車両ですので、MAKIKYUのAEROACEへの乗車はまだ2回目ですが、京浜急行バスでも幾つかの路線に投入され、羽田空港などでその姿を散見する事が出来ます。
ただ羽田空港発のリムジンバスは、大半の系統が時刻指定制となっており、乗車前に予め時刻が指定された乗車券を購入するか、時刻指定券(回数券やPASMOなどで運賃を支払う場合に交付される乗車整理券の様なモノ)の交付を受ける必要があり、リムジンバス自体も毎時1~2本程度(場合によってはそれ以下)の路線が大半ですので、これだとAEROACEが来たのを目撃したので乗車…というのは難しいです。
とはいえ横浜駅東口YCAT~羽田空港間のリムジンバスは京浜急行バス単独運行路線ながらも、概ね10分間隔程度(時間帯によってはそれ以下)と、空港リムジンバスにしては異例とも言える本数が運行されています。
この路線は待たずに乗れるといっても過言ではない状況もあって、時刻指定不要で一般路線バス感覚でそのままバス停に向かい、乗車時に運賃を支払うだけで乗車出来ますし、PASMOでの直接決済も可能(ただしバス特は対象外)です。
ちなみに写真は羽田空港内で横浜駅発着路線に充当されているAEROACEを捉えたもので、MAKIKYUが乗車した車両とは別ナンバーですが、この路線では他の車種に混じりながらも、常時複数台のAEROACEが稼動している模様でしたので、数本見送れば意外と容易にAEROACEに遭遇できるかと思います。
(恐らく首都圏では最も容易にAEROACEに乗車できる路線の一つかと思います)
また横浜駅~羽田空港間片道560円という運賃設定は、京急の電車(横浜~羽田空港間470円)に比べるとやや割高な感がありますが、往復乗車券を購入すれば940円で電車と同等になりますし、鶴見つばさ橋や横浜ベイブリッジを渡るルートの景観の良さ(MAKIKYUが乗車したのは夜でしたが、ベイブリッジから眺める夜景などはなかなかのものでした!)、それに確実に着席(補助席以外であればリクライニングシート)でき、空港ターミナル乗り場の立地の良さといった数多くの利点があります。
(あとMAKIKYUには無縁の話ですが、航空機利用でYCATから乗車する場合は、手荷物託送サービスを受けられるメリットもあります)
その上電車利用では運が悪いと好みが大きく分かれる「ブカブカした異様な感触の座席」(これが好きという方は話は別ですが…)に当たったり、横浜方面~羽田空港直通列車が走っていない時間帯(或いは丁度行ってしまったばかり)に京急蒲田乗換えとなる場合に、空港線内で首都圏の辺境・北総監獄(千葉ニュータウン)からやって来た荒れ放題の車両(高額運賃で有名な「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道))の車両に遭遇して、不快な目に逢わされる事を避けられるメリットもあります。
リムジンバスというと乗り換えなしで必ず座れる反面、一般的に本数も限られて割高、専ら航空機利用客が…という印象があるものの、日頃リムジンバスに乗車する機会が少ないMAKIKYUも、この路線に関してはなかなか利用価値があると感じたもので、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も機会がありましたら、是非横浜駅~羽田空港間の京急リムジンバスで活躍するAEROACEに乗車してみては如何でしょうか?