還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

西日本で節電して東に送る

2011年03月13日 | 雑記帳(その他)
長女から昨夜携帯メールが来ました。
電力会社に勤務している友人の友人から節電依頼とのこと。
節電して電気の足りない東日本に送る電力に余裕を
という内容でした。
友人の友人というところが少しうさんくさく、チェーンメールっぽいのですね。
この季節、特に節電しなくても発電余力は十分あります。
つまりは電気を東日本に送るのに全く問題はなく、既に今でも西から東にフルに電気を送っているのではないかと考えられます。

それに関係する記事が今朝の朝刊に書かれていましたが、
東日本は周波数が50Hz、西日本は60Hzのため、西日本から東日本に電気を送るには周波数を変換する必要があります。ところが周波数変換が出来る施設は3箇所で、その3箇所の合計容量は100万kWとなっておりこれは平均的な原発一基分。いくら節電しても設備容量以上の電力を送ることは出来ません。

東日本の原発の大半が停止している現状では、助けるといっても限りがあります。
もっとも節電することは悪いことではないので、我慢できるところは我慢して電気を無駄遣いせずチェーンメールと知りつつその呼びかけに応えたいと思います。

明治初期に電力会社が発電設備を欧米から輸入したとき、東日本では50Hzのヨーロッパから、西日本は60Hzのアメリカからバラバラに輸入したのでこのようになってしまい、1つの国で両方の周波数が存在する日本は極めて珍しい存在となっています。