富士山が世界遺産に登録されてから、何かとテレビで紹介されています。
先日見た番組2本は富士山と水のこと。
違うチャンネルですが、かなり似た内容でした。
富士山周辺で有名な白糸の滝・・・・上流に川があるわけではないのですね。岩の隙間から大量の水が崖を落ちているのです。そもそも富士山には川がない…ことを知りませんでした^^;;;
富士山は成層火山で、溶岩と火山噴出物が交互に層をなしています。
ちなみに火山の分類において成層火山=コニーデと子どもの時に本で読みましたが、今はそうは言わないそうです。時代と共にいろいろ変わっていくのですね。
溶岩は水を通しにくく、火山噴出物は多孔質のため水を通します。富士山の表面は火山噴出物でできているので、雨は浸透して溶岩との境を地下水流として麓に向かって流れていきます。
そして溶岩が地表に現れる所に水が湧き出します。湧き出す場所は、富士五湖、忍野八海、白糸の滝などの滝、柿田川などなど。
面白いのは湧水の同位体比で水源がわかること、どういうことかというと湿った空気が富士山にぶつかると上昇気流になり、やがて結露し雲ができます。雲は雨を降らしますが、低い場所で降る雨と高い場所で降る雨は水分子の同位体比が異なる・・・・低い標高で降る雨は(重い)水なのだそうです。
地下水は溶岩流に沿って流れますから、ある湧水の水源は標高ではこの場所。この湧水の水源はここ、とかなり正確にわかるようです。
ところで地下水はすべて陸地に湧き出すのではなく、駿河湾にも湧き出ていると考えられています。駿河湾の海底から汲み出した湧き水に、研究者が何か電極を差し込んで測定していました。
その測定器が表示する数値を指さして、
このあたりの海水の10%ほどは湧水と考えられるとコメントし、カメラは測定値を大写しにしていました。
その数字を見ても、はて?
それについての解説はありませんでした。
幸い録画した番組を見ていたので、見終わった後にバックさせてスロー再生し、停止させ測定器のメーカーと型番をメモしました。
後で調べてみるとその測定器は、電気の通りやすさを測る「導電計」でした。
海水は電気をよく通しますが、淡水はそれほどでもありません。海水に淡水である湧き水が混じると導電率が下がり、電気が通りにくくなります。研究者は導電率の数値を見てぱっと湧水の率を言ったわけです。
導電率と海水-淡水の比率のグラフが頭の中にあるわけですね。
しかし、駿河湾に湧水があるということは、その昔の噴火で溶岩が駿河湾に流れ込んだことを意味します。想像すると恐ろしくすごい噴火ですね。
先日見た番組2本は富士山と水のこと。
違うチャンネルですが、かなり似た内容でした。
富士山周辺で有名な白糸の滝・・・・上流に川があるわけではないのですね。岩の隙間から大量の水が崖を落ちているのです。そもそも富士山には川がない…ことを知りませんでした^^;;;
富士山は成層火山で、溶岩と火山噴出物が交互に層をなしています。
ちなみに火山の分類において成層火山=コニーデと子どもの時に本で読みましたが、今はそうは言わないそうです。時代と共にいろいろ変わっていくのですね。
溶岩は水を通しにくく、火山噴出物は多孔質のため水を通します。富士山の表面は火山噴出物でできているので、雨は浸透して溶岩との境を地下水流として麓に向かって流れていきます。
そして溶岩が地表に現れる所に水が湧き出します。湧き出す場所は、富士五湖、忍野八海、白糸の滝などの滝、柿田川などなど。
面白いのは湧水の同位体比で水源がわかること、どういうことかというと湿った空気が富士山にぶつかると上昇気流になり、やがて結露し雲ができます。雲は雨を降らしますが、低い場所で降る雨と高い場所で降る雨は水分子の同位体比が異なる・・・・低い標高で降る雨は(重い)水なのだそうです。
地下水は溶岩流に沿って流れますから、ある湧水の水源は標高ではこの場所。この湧水の水源はここ、とかなり正確にわかるようです。
ところで地下水はすべて陸地に湧き出すのではなく、駿河湾にも湧き出ていると考えられています。駿河湾の海底から汲み出した湧き水に、研究者が何か電極を差し込んで測定していました。
その測定器が表示する数値を指さして、
このあたりの海水の10%ほどは湧水と考えられるとコメントし、カメラは測定値を大写しにしていました。
その数字を見ても、はて?
それについての解説はありませんでした。
幸い録画した番組を見ていたので、見終わった後にバックさせてスロー再生し、停止させ測定器のメーカーと型番をメモしました。
後で調べてみるとその測定器は、電気の通りやすさを測る「導電計」でした。
海水は電気をよく通しますが、淡水はそれほどでもありません。海水に淡水である湧き水が混じると導電率が下がり、電気が通りにくくなります。研究者は導電率の数値を見てぱっと湧水の率を言ったわけです。
導電率と海水-淡水の比率のグラフが頭の中にあるわけですね。
しかし、駿河湾に湧水があるということは、その昔の噴火で溶岩が駿河湾に流れ込んだことを意味します。想像すると恐ろしくすごい噴火ですね。